シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本史演習・文献(11)/日本史演習(11) | 2024 | 通年 | 火4 | 文学部 | 西川 広平 | ニシカワ コウヘイ | 4年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-JH4-F863
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
多様な論点が示されている中世史研究の現状について、法に関するテキストの輪読を通して理解を深めます。また、卒業論文の作成に向けて、各自が設定したテーマや論点整理、論文の要旨を段階ごとに報告し、受講者全員で情報を共有するとともに、質疑応答を通して相互に研究成果の向上を図ります。中央図書館で史料を実見し、展示することも予定しています。
科目目的
中世の社会情勢が反映された法を通して日本中世史研究への理解を深め、それを踏まえて卒業論文のテーマや論旨を設定するとともに、発表を通して情報の共有を行い、相互に研究成果が向上することを目的とします。また展示を通して学修成果を表現する方法の修得をめざします。
到達目標
中世史研究の現状の理解や、卒業論文のテーマ・論旨の適切な設定、わかりやすい研究発表を行う考察力・表現力の修得をめざします。
授業計画と内容
〈前期〉
第1回 オリエンテーション(授業内容の説明)、論文作成の考え方(講義)
第2回 史料の分析、取り扱い(講義)
第3回 テキスト輪読(『室町・戦国時代の法の世界』①「室町幕府法」、②「守護の法」)
第4回 テキスト輪読 (同 ③「戦国大名の分国法」、④「公家法」)
第5回 テキスト輪読(同 ⑤「寺社法」、⑥「村法」)
第6回 卒業論文テーマ報告(研究史整理・論文構成)(A班、B班)
第7回 卒業論文テーマ報告(研究史整理・論文構成)(C班、D班)
第8回 テキスト輪読(『室町・戦国時代の法の世界』⑦「学問と法」、⑧「身分と法」)
第9回 テキスト輪読(同 ⑨「家族と法」、⑩「経済と法」)
第10回 テキスト輪読(同 ⑪「軍事と法」、⑫「災害と法」)
第11回 史料の実見と展示(中央図書館)
第12回 卒業論文中間報告(主要史料の読解と論点発表)(A班、B班)
第13回 卒業論文中間報告(主要史料の読解と論点発表)(C班、D班)
第14回 総括・まとめ
〈後期〉
第15回 論文作成・研究発表の留意点(講義)
第16回 卒業論文最終報告(論文要旨)(A班前半)
第17回 卒業論文最終報告(論文要旨)(A班中盤)
第18回 卒業論文最終報告(論文要旨)(A班後半)
第19回 卒業論文最終報告(論文要旨)(B班前半)
第20回 卒業論文最終報告(論文要旨)(B班中盤)
第21回 卒業論文最終報告(論文要旨)(B班後半)
第22回 卒業論文最終報告(論文要旨)(C班前半)
第23回 卒業論文最終報告(論文要旨)(C班中盤)
第24回 卒業論文最終報告(論文要旨)(C班後半)
第25回 卒業論文最終報告(論文要旨)(D班前半)
第26回 卒業論文最終報告(論文要旨)(D班中盤)
第27回 卒業論文最終報告(論文要旨)(D班後半)
第28回 総括・まとめ
※履修者の人数等により予定を変更する場合があります。
※manabaのレポート機能により各回の課題を提出してもらいます。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストをもとに、発表担当者は各自で考察を加えてレジュメを作成すること。発表担当者以外も事前にテキストに目を通すとともに、疑問点等を整理しておくこと。
社会情勢や学内の状況に考慮しつつ、史跡の巡見や博物館見学、史料の実見をする機会を設けることを検討しています。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 論点の整理、文章の表現力 |
平常点 | 80 | 出席状況、報告内容、授業中の発言 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaの小テストやレポート機能を使用した双方向型授業の併用
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
博物館の学芸員として、史料の取扱や展示等の業務に16年間携わる。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
歴史学を社会に還元する目的と方法について指導する。
テキスト・参考文献等
・日本史史料研究会監修・松園潤一朗編『室町・戦国時代の法の世界』(吉川弘文館、2021年)
・その他、レジュメ等の配布資料で対応します。
その他特記事項
授業は、受講者の個人報告、グループ報告を中心に進行します。受講者の積極的、主体的な参加を期待します。