シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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史料講読A | 2024 | 前期 | 月3 | 文学部 | 前島 佳孝 | マエジマ ヨシタカ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-OH2-G105
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
3年次以降の本格的な演習に耐え、専門的な研究書・研究論文を読みこなし、自主的に研究を推し進めるためには、常に基礎学力の充実を心掛ける必要がある。特に史料読解能力はその中核をなすものである。本演習では漢文史料を対象とする。本演習を通して漢文読解に不可欠な知識を身につけ、辞書・索引等各種工具書の使い方に習熟するよう、また史料批判の姿勢が身につくよう配慮する。
科目目的
将来的に漢文史料を用いる分野の研究をこころざす学生が、漢文史料に対する基礎的読解能力を確立させることを目的とする。
到達目標
語順と返り点記号の原則を身に付け、文法的にありえない読み方を判別する力を身に付けることを目標とする。
授業計画と内容
学期を通じて『旧唐書』巻1・高祖本紀をテキストとして、漢文読解の演習を行い、併せて唐王朝建国の過程を見ていく。輪読形式で進めるため、授業の進度や取り上げる問題点は受講生の予習の程度によって大きく左右される。したがって、各回毎の学習上のテーマ・キーワードなどを前もって厳密に提示することはできないが、便宜的に場面進行の目安を示しておく。怠りなく予習をして授業に臨んでいただきたい。
1. ガイダンス
2. p. 1, l. 1-4 唐李氏の出自
3. p. 1, l. 5-8 高祖誕生
4. p. 2, l. 1-5 青年時代
5. p. 2, l. 6-10 煬帝との関係
6. p. 2, l. 11-15 太原出鎮
7. p. 3, l. 1-5 挙兵
8. p. 3, l. 6-10 宋老生との戦い
9. p. 3, l. 11-15 突厥の協力
10. p. 4, l. 1-5 関中に侵入
11. p. 4, l. 6-10 畿内を平定
12. p. 4, l. 11-15 長安攻略・代王擁立
13. p. 5, l. 1-5 煬帝弑殺さる
14. 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習に際して:書き下し文と現代語訳を作成した上で授業に臨むこと。一字一句辞書を引く姿勢が必要である。人名・地名等の固有名詞や官職名、日付についても調べておくこと。
復習に際して:予習時に誤っていた点を確認することが重要である。また、書き下し文を音読することは、漢文の語法や言いまわし、リズム感を身に付ける上で非常に有益であるので、これを推奨する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 漢文史料を文法的に破綻なく読めているかを評価する。 |
平常点 | 20 | 授業への参加態度、応答の内容、進行への貢献などを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が60%に満たない者は試験の結果の如何に関わらず不合格とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:劉昫等撰『旧唐書』(北京:中華書局・1975年)。句読点および固有名詞に傍線が付された版を用いる。コピーを配付する。
参考書:読解に必要な工具書や並行して参照すべき史料については演習時に指示する。漢和辞典は毎時間必ず持参すること。