シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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アジア諸言語(1)A | 2024 | 前期 | 木2 | 文学部 | 伊澤 敦子 | イザワ アツコ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-OW1-G805
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
サンスクリットは一般に、仏典の言語として知られているが、インドやその周辺地域の文化のルーツを探る上で不可欠な言語である。系統としては、印欧語族に属し、西欧諸言語や古代ペルシャ語などとは親族関係にある。
本講座では、学生はサンスクリット文法の基礎を学ぶ。特に前期では文字の読み書きから始めて、最終的に名詞・形容詞の格変化になじんでもらう。基本的には文法書に沿って説明するが、必要に応じて補助資料を配布し、補足説明を行う。その際に、文学作品の一節を紹介して実際のサンスクリットの文章に触れてもらう。また、サンスクリット文献における重要な用語の説明を織り交ぜる。
科目目的
サンスクリット文法の習得は、古代インドの文献を読み解くための基礎となるだけでなく、印欧語の元々の様相を探るためのよすがとなる。つまり、英語やドイツ語などの古い形とつながりがあるのである。
到達目標
サンスクリットに特有の連声の規則と、名詞・形容詞の格変化について習得し、簡単な文章を訳すことが出来るようになる。
授業計画と内容
1. イントロダクション、字母の説明
2. 字母の発音、文字の説明
3. 音論, 名詞・形容詞について
4. aで終わる名詞
5. āで終わる名詞
6. i およびuで終わる名詞
7. ī およびūで終わる名詞
8. ṛで終わる名詞
9. as, is, usで終わる名詞
10. r, atで終わる名詞
11. vat および matで終わる名詞
12. an, man, vanで終わる名詞
13. その他の子音で終わる名詞
14. 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
文法書の中の練習題の文章を訳し、次回の授業で発表する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 筆記試験を実施する。いくつかのサンスクリット文を和訳する。その際、各単語の意味、性、数、格をも記入する。これらによって、文章レベルだけでなく単語レベルにおいても正確に理解できているかがわかる。 |
平常点 | 40 | 毎回授業の終わりに練習題の文章をいくつか解いて提出する。これをもって出席と見なされる。 |
その他 | 10 | 次回の授業までに練習題をいくつか課題として出す。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
課題(復習)を次回の授業内で発表する。必要に応じて黒板に記入する。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
使用テキスト:サンスクリット語初等文法、J. ゴンダ著、辻直四郎 校閲、鎧淳 訳、春秋社、2001、東京
辞書やその他の参考書については授業の中で紹介する。