シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
社会情報学演習(2)(7) | 2024 | 通年 | 火4 | 文学部 | 小山 憲司 | コヤマ ケンジ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-LI3-M802,LE-LI4-M807
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
指導教員の助言と指導のもと、各自が自らにふさわしい研究テーマを設定し、計画的に研究を進め、研究論文としてまとめる。前期は、4年生は卒業論文のテーマを決定し、それに関する発表を行う。3年生は研究方法を学ぶとともに、ゼミ論文のテーマを検討する。夏休みのゼミ合宿が実施できる場合は、各自が研究テーマについて報告し、ディスカッションを行う。後期は、卒業論文・ゼミ論文の報告を中心に進める。
なお、研究テーマはこれまでに学習してきたことを基礎にして決定する。図書館情報学分野であるかどうかは問わない。
科目目的
この科目は、主体的に自らの関心を深く掘り下げ、その成果を適切にまとめ、発信することを求める。そのため、カリキュラム履修上の「専門的学識」「主体性」「コミュニケーション力」に重きが置かれる。
4年生は、大学生活の集大成として、これまで学んだ学問を基礎にして研究を進め、卒業論文としてまとめることが目的である。3年生はゼミ活動を通じて、研究方法を学ぶとともに、卒業論文の種となるゼミ論文を執筆することが目的である。
到達目標
この科目では、具体的に次のことを目標とする。
①自らの関心にもとづき、研究テーマを設定できる。
②研究テーマに関連した文献を検索し、入手できる。
③研究文献を読んで、その内容を把握できる。
④③で把握した内容を整理し、適切な方法で発表できる。
⑤研究成果を研究論文としてまとめることができる。
授業計画と内容
(1) 前期
第1回 ガイダンス、自己紹介、グループ分け
第2回 グループ課題(1)の説明
第3回 グループ課題(1)の作業
第4回 グループ課題(1)の発表準備
第5回 グループ課題(1)の発表
第6回 グループ課題(1)のふりかえり
第7回 研究企画書の作成
第8回 研究企画書の発表(4年生)
第9回 研究企画書の検討(4年生)発表準備(3年生)
第10回 研究企画書の発表(3年生)
第11回 研究企画書の振り返り
第12回 テーマに向けた文献収集とデータベース利用
第13回 収集文献の報告(4年生)
第14回 収集文献の報告(3年生)
(2) 夏季休業中
ゼミ合宿(予定)
(3) 後期
第15回 研究の進捗報告(4年生)
第16回 進捗報告(4年生)についての議論
第17回 進捗報告(4年生)についての検討
第18回 研究の進捗報告(3年生)
第19回 進捗報告(3年生)についての議論
第20回 進捗報告(3年生)についての検討
第21回 論文執筆にあたっての注意・確認
第22回 研究の最終報告(4年生)
第23回 最終報告(4年生)についての議論
第24回 最終報告(4年生)についての教員の指摘
第25回 研究の学年末報告(3年生)
第26回 学年末報告(3年生)についての議論
第27回 学年末報告(3年生)についての教員の指摘
第28回 ゼミ論文集の完成、まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
①事前課題として、配布資料の閲読、映像の視聴等を課す。また、報告担当者は発表用資料(レジュメ)を用意し、発表に備えること。
②事後課題として、ふりかえり(コメントペーパー)や発表内容をまとめたものを提出する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 卒業論文、卒業研究論文、ゼミ論文 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度、受講態度を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:参加率が7割に満たない場合は成績評価の対象外とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
①受講生からの質問は授業中のほか、メール、manabaの掲示板などを用いて回答する。
②オフィスアワーを設ける。具体的な時間は、初回の授業で連絡する。
③②のほか、個別面談の時間を複数回設ける。
④授業で課した課題は授業内で取り上げ、解説する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
①授業で用いたスライド資料、配布資料等は、manabaに掲載する。
②授業中に、データベースを用いた情報収集を行う。
③必要に応じて、映像資料を配信する。
④課題は、manabaを用いて回収する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当者は、1997年4月から2006年3月まで、東京大学附属図書館等において、図書館職員として図書館サービス、情報組織化、電子情報資源の提供などの実務経験を有する。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
図書館実務にかかる話題にも適宜触れながら、授業を展開する。
テキスト・参考文献等
(1) テキスト
・使用しない。
・授業で用いる資料は、manabaを通じて配布するほか、授業で指示する。
(2) 参考文献
次に掲げる図書は、図書館情報学分野で研究を進める際に基本的な資料である。このほか、授業で適宜紹介する。なお、これらは購入する必要はない。中央図書館、あるいは身近な公共図書館なども活用して、利用してほしい。
・今まど子, 小山憲司編著.『図書館情報学基礎資料』第5版. 樹村房, 2024. ISBN:978-4-88367-386-5
・日本図書館協会用語委員会編.『図書館用語集』4訂版. 日本図書館協会, 2013. ISBN:978-4-8204-1311-0
・日本図書館情報学会用語辞典編集委員会編.『図書館情報学用語辞典』第5版. 丸善出版, 2020. ISBN:978-4-621-30534-8
・日本図書館情報学会編. 『図書館情報学事典』丸善出版, 2023. ISBN978-4-621-30820-2.
・日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編.『図書館ハンドブック』第6版補訂2版. 日本図書館協会, 2016. ISBN:978-4-8204-1609-8
その他特記事項
ゼミへの積極的、かつ主体的な参加を求める。授業の内容、課題、論文作成に関して不明な点がある場合は必ず相談すること。