シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 入門演習 | 2026 | 前期 | 金2 | 経済学部 | 柴田 英樹 | シバタ ヒデキ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
論説的文章の書き方の基本,資料の探索の方法,PCによる文章の作成法の基本,ゼミでの発表やレジュメの作成法などについて,実践的に学ぶ.
科目目的
少人数で行われる2年生からの専門ゼミでの学習の準備として、ゼミ学習に必要なスキルを身に着けることが目的です。専門文献の輪読、プレゼンテーションの練習、簡単なゼミ論作成などを通じて、専門ゼミの雰囲気を知っていただきます。
到達目標
与えられた課題に対して調べ,発表し,レポートを書く基本を習得し,また合理性を備えた批判的視点を身につけることをめざす.
授業計画と内容
1.オリエンテーション
2.図書館講習会
3.パソコン講習会(1)Word講習
4.パソコン講習会(2)PowerPoint講習
5.相対性理論が解明した謎
6.相対性理論の独創性
7.ローレンツ変換が教える異様な時空間
8.ミンコフスキー空間
9.相対論的力学の構築
10. 相対論的力学の体系化
11. 時間とは何か
12. 「流れる時間」という錯覚の起源
13. いきものの時間と人の時間
14. 対象世界の修辞学
ドイツの哲学者ヘーゲルによれば、すべての存在は直接的に存在すると同時に、他の存在によって媒介されてもいます。このような存在の二重性を明らかにし、最も卑近なものから絶対精神に至るまで、すべてを媒介されたものの総体として一つの精神へと統合すること――そこにヘーゲルの哲学体系の核心があります。
ヘーゲルが生きた近代初頭、市民革命と産業革命の時代には、もはやキリスト教は天下り的な権威としての力を失いつつありました。しかし、人間が人間らしく生きるための新たな倫理的指針は依然として求められており、その根拠を人間の内にある普遍性に見出すこと、人間を経験的存在から普遍的存在へ高め神に代わるものにすること、そして自然的存在を崇高な観念的存在へと高める道筋を示すことが、哲学にとって喫緊の課題とされていたのです。フランス革命はヘーゲルにとって人間のもつ普遍的本質をあらわにするものではありましたが,このような道筋を飛ばして抽象的なもの(=恐怖政治)に行き着かざるをえなかったことは大きな欠陥でありました。本演習では、こうした思索の過程を「時間」という概念を手がかりに追体験することを目指します。
物理学において成功を収めたニュートンの「絶対空間」および「絶対時間」の概念には、当時からライプニッツらによって疑義が呈されていました。とりわけ宇宙の起源を考えるとき、その限界が浮き彫りになります。他方で、私たちは日常生活において、絶対空間や絶対時間の概念を常識のように受け入れ、時間が過去から未来へと流れるものだと素朴に信じています。
この演習では、現代物理学における時空概念、特に「流れない時間」という考え方を学び、「時間が流れる」という発想がどこから生まれるのかを科学的に探求してみたいと思います。そしてこの理解を足がかりとして、ドイツ観念論やマルクスにおける一元論、あるいは「対象的主体」という概念の理解へとつなげていきます。
なお、図書館講習会とパソコン講習会の日程によっては、上記のスケジュールが変更されることがあります。
パソコン講習会で学んだ知識は、宿題(レジュメや期末レポートの作成など)や発表に役立ててください。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
manabaに授業で使用した資料はすべて掲載するので活用すること.
レジュメの作成やレポートの作成などの宿題があります。
授業で使用するテキストに関するオンラインの小テストを実施します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| レポート | 40 | ゼミの最終レポートを作成していただきます。 |
| 平常点 | 60 | テキストに関するオンライン小テストを実施します(全体の30%)。 輪読の担当箇所の報告をやっていただきます(全体の30%)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席調査をします。
4回以上無断欠席された方の成績はFにしますが、出席回数ではなくレポート並びに平常点によって成績をつけます。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
1. 竹内 淳(2013)『高校数学でわかる相対性理論』講談社 (ブルーバックス) ISBN-13 : 978-4062578035
2. 吉田伸夫(2024)『「時間」はなぜ存在するのか 最新科学から迫る宇宙・時空の謎』SBクリエイティブ (SB新書) ISBN-13 : 978-4815622169
参考文献
1. 吉田伸夫(2020)『時間はどこから来て、なぜ流れるのか?-最新物理学が解く時空・宇宙・意識の「謎」-』講談社(ブルーバックス)ISBN-13 : 978-4-06-518463-9
2. カルロ・ロヴェッリ(2019)『時間は存在しない』冨永星訳, NHK出版 ISBN-13 : 978-4-14-081790-2
3. ジュリアン・バーバー(2020)『なぜ時間は存在しないのか』川崎 秀高・高良 富夫訳,青土社 ISBN-13 : 978-4-7917-7249-0
4. エルヴィン・シュレーディンガー(2008)『生命とは何か-物理的にみた生細胞』鎮目恭夫訳,岩波書店(岩波文庫)ISBN-13 : 978-4-00-339461-8
5. イリヤ・プリゴジーン (1987)『混沌からの秩序』伏見康治他訳,みすず書房 ISBN 4-622-01693-1
6. 松浦壮(2017)『時間とはなんだろう.最新物理学で知る「時」の正体』講談社(ブルーバックス) ISBN-13 : 978-4065020319
その他特記事項
授業の2回分程度がパソコン講習に当てられます。
参考URL
特になし