シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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卒業研究Ⅰ | 2024 | 前期 | 他 | 理工学部 | ホーテス シュテファン | ホーテス シュテファン | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-OC4-CA91
履修条件・関連科目等
学科で定めた卒業研究着手要件を満たしていること
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
卒業研究「1」(前期)と「2」(後期)は合わせて一つのユニットを成している。指導教員と設定したテーマに関して研究を行い、卒業論文を執筆し、卒業研究の内容について学科において発表する。研究の実施に当たって、在学中に獲得した知識や技法を活用し、研究テーマの背景を調べ、現時点の知見をまとめ、研究課題を明確化する。研究課題に対して結論を出すために、適切な方法を選び、データ収集を行い、データを整理し、解析し、結果を可視化する。自分の新しい結果と先行研究から引用する既存の知見を照らし合わせ、結果の位置づけや妥当性を考察する。最後に、研究から得られた結論をまとめ、研究の展望や研究結果の実社会における応用の可能性について意見を述べる。研究において、学内外の関係者と協力体制を構築し、大学院においてさらに研究を発展させる準備や複雑な社会問題の解決に貢献に必要な能力を身に着ける。卒業研究1においては、自分の研究計画を実行し、先行研究のまとめや自分の研究で使用するデータの収集を行う。先行研究や自分の研究の進捗状況について定期的に発表する。そして、他の履修者の発表に対して自分の考えを述べ、研究に関する議論に積極的に貢献する。
科目目的
卒業研究を実施するための基礎知識を身につけることを目的とする。
到達目標
卒業研究は3年次までの講義や演習・実習によって培ってきた人間総合理工学全般の知識を基に、指導教員と設定した研究テーマに関わる研究を行い、大学院でさらに高度な研究を行う力や社会で遭遇する問題の解決能力を涵養することを目的としている。学年の最後に成果としてまとめる卒業論文が、在学中に獲得した知識や能力を十分に活用出来ることを到達目標とする。
授業計画と内容
指導教員と設定したテーマに関わる調査を行い、背景や課題を抽出し、それらを解決するための研究計画を立案し、実際に取得・解析等を行う。年度末にはそれをまとめ、卒業論文を提出する。また、学科内で行う卒業研究発表会で発表を行い、そこでの評価を基に卒業論文を修正する。
第1回 持続可能性の概念の発展 ― 資源の安定した供給から社会生態系の管理へ
第2回 複雑系の安定性と動態 ― その理論と生態系、社会系、経済系における事例
第3回 持続可能性を評価する ― 複雑系の動態を予測するための指標
第4回 持続可能性指標を定量化する ― 情報源とデータ収集
第5回 持続可能性指標を定量化する ― データ整理
第6回 持続可能性指標を定量化する ― データ解析
第7回 持続可能性指標の相関を探る ― シナジーかトレードオフか
第8回 複数の目標を達成するための手法 ― 共通認識と合意形成
第9回 複数の目標を達成するための手法 ― 最適化
第10回 持続可能性について対話する ― 専門用語をどこまで減らせるか
第11回 持続可能性の促進に向けた取り組み ― 国際的な取り組み(国連レベル)
第12回 持続可能性の促進に向けた取り組み ― 国際的な取り組み(EUやASEANのレベル)
第13回 持続可能性の促進に向けた取り組み ― 地域レベル
第14回 総括 ― 「地球を壊さない生き方」は実現できるか
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指導教員と十分に相談し、指導を受けながら、卒業研究を進めること。また、設定テーマ関連の論文などを日常的に収集、整理すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・卒業論文、または卒業研究の作成等に対して専門分野に関する必要な論文作成、研究指導を行うことを基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 先行研究のまとめ、引用文献の生理、研究手法のレビューにおいて、適切な手法を使い、多くの情報を目的に合わせてまとめられること。 |
平常点 | 30 | 授業に常に積極的に参加し、自分の意見を表現し、相手の発言に対して建設的なコメントができること。 |
その他 | 40 | 卒業研究計画に沿って行動し、研究分野の発展に貢献できること。 |
成績評価の方法・基準(備考)
日々の学習・研究に対する取り組み方、卒業研究発表会における発表内容などを総合して評価する。出席率が90%に満たない場合や課題が提出されない場合は、「E」判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
指導教員と設定したテーマに関連して収集した成書・論文等