シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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古代中世西洋哲学史(1)/西洋哲学史(1) | 2024 | 前期 | 水2 | 文学部 | 出村 和彦 | デムラ カズヒコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-WP1-J103
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
自己と世界(自然・宇宙)、そしてそれらを超越し、あるいは/かつ、それらに内在する根拠について、古代ギリシア人がどのような思索を展開していったのか、また、その哲学的思索が東西のキリスト教圏においてどのように批判的に継承されていったのか?今年度の哲学史講義は、このような根本的な問いを、地理的、言語的、さらに宗教的にも異なるギリシア、ラテン、アラビア、シリアといった多様な文化圏の交流史を背景として概観しながら、そこに一貫して流れる存在観および倫理観の系譜をたどる試みとして問い直してみたい。前期は古代ギリシア哲学を中心的に論じる。
なお、実施方法は、全て面接形式で進める。
科目目的
自己と世界(自然・宇宙)、それらを超越し、あるいは/かつ、それらに内在する根拠について、古代ギリシア人がどのような思索を展開していったのかという根本的な問いを、具体的な哲学史的事例を詳細にたどることによって解明していくことを目的とする。
到達目標
具体的な哲学史的事例を自分なりの言葉で他者に説明できるようになり、さらに自己と世界(自然・宇宙)、それらを超越し、あるいは/かつ、それらに内在する根拠について、古代ギリシア人がどのような思索を展開していったのかという根本的な問いに自分なりの考えがもてるようになることを目標とする。
授業計画と内容
実施方法は、全て対面方式で実施する。
第 1 回 イントロダクション:古代ギリシア哲学史をどのように学ぶか?
第 2 回 ソクラテス以前の哲学(イオニア学派:自然学の勃興)
第 3 回 ソクラテス以前の哲学(ヘラクレイトス:絶えず変転する世界)
第 4 回 ソクラテス以前の哲学(パルメニデス:存在論の始まり)
第 5 回 ソクラテス以前の哲学(ピタゴラス派:数的調和の神秘)
第 6 回 ソクラテスの哲学とは何だったのか?
第 7 回 ソクラテス的論駁法とその目的
第 8 回 プラトン:対話篇とは何か?
第 9 回 プラトン:イデア論とは何か?
第 10 回 プラトンからアリストテレスへ
第 11 回 アリストテレス:カテゴリー論と実体論
第 12 回 アリストテレス:魂(アニマ)・生命・認識
第 13 回 アリストテレス:倫理学と政治学
第 14 回 前期のまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 35 | 期末レポート 35 |
平常点 | 30 | manabaの「小テスト」3回 10x3=30 |
その他 | 35 | 毎回の講義に関して、manabaの「レポート」機能を使って、簡単な問いに答えてもらう。前期の講義は14回あるので、2.5x14=35とカウントする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特定の教科書は使用せず、毎回、レジュメと資料を配布する。なお、自学用の参考書として、前期は『世界哲学史 Ⅰ』『世界哲学史Ⅱ』(ちくま新書、2020年)を推薦する。その他の参考文献に関しては授業でその都度、指示する。