シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
演習Ⅲ(社会保障論) | 2025 | 前期 | 火4 | 経済学研究科博士課程前期課程 | 宮本 悟 | ミヤモト サトル | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EG-OM5-203S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
社会保障の政策目的である生存権保障について考察していきます。とりわけ、現在の日本において「健康で文化的な生活」がどの程度保障されているのか、その実態把握に取り組む予定です。また、履修者の修士論文作成に配慮して、各人の研究状況を適宜報告してもらいます。
科目目的
社会保障の政策目的である生存権保障の意味合いと現状について、考察を深めることを目的とします。
到達目標
社会政策学会で培われてきた伝統的な研究手法を修得することで、歴史的アプローチによる修士論文の執筆・完成を目標とします。
授業計画と内容
輪読の共通テキストとしては邦語文献を用いて、わが国における生存権保障の歴史的展開と現状を検討していきます。
履修者の人数によっても日程が異なるので詳細は開講時に決定しますが、おおむね次のような日程で授業を進めます。
1.ガイダンス
2.輪読①(「健康で文化的な生活」に関する全国調査の概要)
3.輪読②(全国調査を通して確認された諸事実)
4.輪読③(困窮世帯の生活実態)
5.輪読④(「健康で文化的な生活」の構成要素)
6.輪読⑤(国民生活の現実と意識)
7.受講者の研究報告①(修士論文の執筆計画)
8.輪読⑥(憲法25条における「文化的な生活」の意味)
9.輪読⑦(「いのちのとりで裁判」の社会的意義)
10.輪読⑧(世代間対立を強調するわが国の社会保障政策)
11.輪読⑨(フランスにおける子ども家庭福祉)
12.輪読⑩(「健康で文化的な生活」の今日的意義)
13.受講者の研究報告②(修士論文の進捗報告)
14.総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
平常点 | 100 | ①報告内容、②議論への参加状況 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】浜岡政好・唐鎌直義・河合克義(編著)『「健康で文化的な生活」をすべての人に』
自治体研究社、2022年。
【参考文献】唐鎌直義『脱貧困の社会保障』旬報社、2012年。