シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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哲学講義(4)(14) | 2024 | 後期 | 金4 | 文学部 | 佐藤 陽祐 | サトウ ヨウスケ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-PE3-J304,LE-PE4-J314
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
公共哲学という分野を確認し、公共圏に属する諸問題を取り上げ、皆で議論を行います。
科目目的
この講義の目的は主として3つあります。
①哲学的に考え、議論ができるようになること。
②諸君がこれまでに行ってきた「勉強」とこれから行う「学問」の違いを知ること。
そして、学問がどれほどおもしろいものなのかを体感すること。
③公共哲学や政治思想について学ぶことによって、市民社会に生きる一人の人間としての私たちのあり方を考えながら、学問として専門的に哲学をすることの糸口をつかみ、諸君の興味範囲を拡大していくこと。
到達目標
公共哲学について基礎的な理解を得ること。
授業計画と内容
1.イントロダクション&公共哲学とは何か(1)
2.公共哲学とは何か(2)
3. 専門知はもういらないのか
4.インクルーシブという思想
5. リスクへの補償のあり方とその問題について
6. 集団の意思決定の方法について―社会的選択理論
7. 異質な他者とどのように共存するか―寛容と公共性―
8. 移民との共生について
9. 生命科学・生命倫理と市民社会(1)
10.生命科学・生命倫理と市民社会(2)
11.福祉の哲学
12.科学技術における公共的問題
13. 民主主義はオワコンなのか
14. 実践的に考える―公共哲学はあなたの問題
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストを読み、意味の分からなかった語句については、辞書をひき、調べましょう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 学期末に、講義でとりあげた主題について試験を課します。 |
平常点 | 20 | 出欠を確認します。3回以上の欠席は単位認定不可とします。出席の上、レジュメの作成や質疑への参加を平常点として評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講義で使用するテキストや資料は、manabaにPDFファイルをアップします。
講義内で適宜、参考文献を提示します。
参考文献
山脇直司『公共哲学とは何か』ちくま新書,2004.
マイケル・サンデル『公共哲学 政治における道徳を考える』 ちくま学芸文庫,2011.
その他特記事項
全員に指定の資料を事前に読み込んでもらい、割り当てられた担当者(2-3名)にレジュメを作成してもらい、授業時に発表をしてもらいます。講師による解説、補足を行ったうえで、さらに事前に割り当てた特定質問者(5-6名)による質疑を行い、その後、フロア全体での議論を行います。履修にあたって特別な知識は必要ないですが、何の予習もなく講義に参加することはできないため、事前の予習が不可欠となります。
また、成績評価を非常に厳しく行うので、努力、根性、気合いを見せてほしい。学位を取得しようとするならば、大学で学問をする覚悟と気概を持つこと。