シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シミュレーション/シミュレーション(初級) | 2024 | 前期 | 水4 | 文学部 | 池 周一郎 | イケ シュウイチロウ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-IM2-L413
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
まず教科書に準拠して簡単なシミュレーション・モデルを作ります。次にランダムな要因をモデル化することを検討します。コンピュータ上でどのように乱数を発生させるかを学び、その利用法を学びます。そして、ベイズの定理や2人ゼロサム・ゲーム等の社会科学では著名かつ興味深い諸問題をPCにより答えを求めます。最後の仕上げに待ち行列の問題を考えます。
科目目的
Excelワークシートを利用して、社会的な問題などに関するシミュレーションが何か理解すること。
到達目標
簡単なシミュレーションについて、どんなものか理解すること。
授業計画と内容
第1回 ガイダンスと自動販売機のつり銭
第2回 定期預金の利息
第3回 乱数を用いたシミュレーション(円周率を乱数を利用して求める等)
第4回 一様乱数の生成法とその検定
第5回 乱数の統計的検定の続き
第6回 正規乱数等の確率変数の生成
第7回 新聞売り子問題
第8回 ベイズの定理とその含意(シミュレーションと定理の関係)
第9回 ベイズの定理とモンテカルロ法
第10回 ゲームの理論の紹介
第11回 ゲームをコンピュータで解く
第12回 交通系ICカードの残高のシミュレーション
第13回 待ち行列問題 定理の紹介とシミュレーション
第14回 シミュレーション課題発表と討論ー課題レポート提出
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | Excelワークシートを提出してもらう。シミュレーションのもっともらしさと、完成度を評価する。 |
平常点 | 50 | 授業での課題の達成度を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
シミュレーションを各自がコンピュータで行うのであるから、必然的にアクティブである。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
Excelシミュレーションとは、Information and Communication Technologyそのものである。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:荒木・栗原 2000『シミュレーション』実教出版 そのほか適宜レジュメ等配布します。
その他特記事項
<履修条件>コンピュータ(PC)とExcelの基礎的な操作がある程度できることが前提となります。シミュレーションは、物語のシナリオを書くような面白さがあり、文学部の学生にはむしろ適性があるのではないでしょうか。微分や積分が判らなくても、コンピュータは加減乗除の四則演算の繰り返しにより、それらの近似計算を行なって、解を示してくれます。