シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会情報学演習(1)(6) | 2024 | 通年 | 水3 | 文学部 | 松田 美佐 | マツダ ミサ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-SI3-L801,LE-SI4-L806
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<ゼミ内容>
現代社会のありかたをメディアやコミュニケーションを軸として探ることを、本ゼミは目的としています。身近な人間関係や趣味・興味関心はもちろん、広く社会問題や社会の仕組みに関することなど、研究テーマは何でも構いません。自分が興味を持つことを、ゼミのメンバーと一緒に学問的に考えていきます。
大学で身につけるべきは、自分で問いを見つけ、答えを出す力です。
メディアやコミュニケーションという身近な軸を使いながら現代社会を研究対象とすることで、その力を楽しく身につけましょう。
そのために、ゼミでは研究手法や調査手法をもう一度復習し、メンバーで議論して研究テーマを掘り下げることで、卒業論文もしくは卒業研究論文を大学4年間の集大成として執筆する準備をします。
<活動予定>
各人が研究テーマを発見したり、深化させたりするために、メディアやコミュニケーションと現代社会に関する文献講読をしつつ、調査研究のための方法論(アンケート、インタビュー、観察、ドキュメント分析など)を復習します。また、それぞれの論文執筆に向けた研究報告(4年は卒業論文・卒業研究論文、3年はゼミ論)を並行して行います。
3.4年とも個人面談をゼミ時間外におこなうほか、ゼミコンパや夏合宿をおこなう予定です(状況次第ですが)。
学年末には、3年生はゼミ論(10,000字以上)、4年生は卒業論文(卒業研究論文)の要約をゼミ論集としてまとめ刊行します。
<卒業論文・卒業研究論文>
本ゼミでは卒業論文執筆を強く推奨します。卒業論文を執筆しない学生の卒業研究論文(卒業課題論文)は20,000字以上を原則とします。
科目目的
この科目はカリキュラムマップの「専門的学識」「コミュニケーション力」「主体性」の修得と強く関連し、加えて「複眼的思考」の修得も目的としています。
そのために、前期は文献講読および基本的研究法(文献の集め方や引用・参照のルールなど)の再確認をおこない、論文執筆に必要な基本スキルの確実な定着を図ります。後期は前期に身につけたスキルを実地に応用し、3年生はゼミ論文、4年生は卒業論文を完成させることを目的としています。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・学術論文を的確に読み解き、学術的前提に基づいた議論ができるようになること。
・学術論文に求められる形式的要件を満たし、オリジナリティのある論文を執筆できるようになること。
授業計画と内容
<前期>
1. イントロダクション
2. 論文の書き方
3. 卒論発表1回目:目次(章立て)
4. 卒論発表2回目:目次(節立て)
5. 卒論発表3回目:各章の構成
6. メディアやコミュニケーション関連の「常識」を見つける
7. 卒論発表4回目:序論
8. 文献講読:指定テキストの最初の4分の1
9. 文献講読:指定テキストの2番目の4分の1
10.文献講読:指定テキストの3番目の4分の1
11.文献講読:指定テキストの最後の4分の1
12.メディアやコミュニケーション関連の「常識」を問い直す方法をさぐる
13.メディアやコミュニケーション関連の「常識」を批判する
14.総括・まとめ:夏合宿にむけて
<後期>
1. イントロダクション
2. 卒論発表5回目:1章
3. 卒論発表6回目:2章
4. 卒論発表7回目:3章
5. 卒論発表8回目:終章
6. 3年生研究テーマ発表1回目:目次
7. 3年生研究テーマ発表2回目:各章の構成
8. 3年生研究テーマ発表3回目:序章
9. 卒論面談
10.卒研面談
11.3年生卒論発表:本論
12.3年生卒論発表:結論
13.4年卒研発表
14.総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
文献講読の回は、担当者以外も精読して臨むこと。
授業時間外に個人面談を複数回受け、それぞれ自主的に研究を進めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | (1)出席と毎回の取り組み(ゼミ合宿への出席も含む)(30%)、(2)議論への参加度(20%) |
その他 | 50 | 発表・提出資料(論文を含む) |
成績評価の方法・基準(備考)
以下の場合はE判定とします。
1.三分の一以上欠席した場合
2.報告担当日に無断で欠席した場合
3.卒業研究論文(卒業論文執筆者は卒業論文での代替を認める)もしくはゼミ論文を期日までに提出しなかった場合
4.卒業研究論文やゼミ論文に剽窃が認められた場合
詳細は初回の授業で説明します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
次の方法を予定している。
1授業で用いるスライド資料、配布資料、学生が準備するレジュメ等は、manabaで共有する。
2宿題、および期末レポートなどは、manabaを用いて回収する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
井川充雄・木村忠正編著,2022,『入門 メディア社会学』ミネルヴァ書房
テキストの詳細は授業開始時に指示しますので、その後に購入してください。
<ゼミ論・卒論執筆の参考文献>
河野哲也,2018,『レポート・論文の書き方入門 第4版』慶應義塾大学出版会
大谷信介・木下栄二・後藤範章・小松 洋編著,2013,『新・社会調査へのアプローチー論理と方法 』ミネルヴァ書房