シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会情報学演習(5)(10) | 2024 | 通年 | 金4 | 文学部 | 安野 智子 | ヤスノ サトコ | 3年次配当 | 4 |
科目ナンバー
LE-SI3-L805,LE-SI4-L810
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
このゼミでは、卒業論文および卒業研究論文の執筆に向けて、「実証データを集め、適切に分析する」ことを目標とします。テーマは自由です。
科目目的
社会調査(質問紙調査/ウェブ調査/公開データの二次分析)を中心に、実験、インタビュー、統計資料の利用などを併用して、論文を作成します。
到達目標
この授業では、履修者が、社会科学の方法論に基づく研究論文を執筆することを目標とする。具体的な目標は以下のとおりである。(1)自らの興味関心から学問的な「問い」をたてる、(2)適切に文献を集め、先行研究をレビューする、(3)検証可能な「仮説」をたてる、(4)社会調査を自ら設計あるいは調査データの二次分析などを行うことで、仮説を検証する、(5)知見を学術的な論文としてまとめる。
授業計画と内容
主な内容は以下の通りです。
【前期】
①文献購読とグループディスカッションを行います。
②過去のゼミ調査データを用いて、基本的な分析手法を習得します。
【後期】
①3年生:グループに分かれて仮説の検討、卒業論文に向けて先行研究のまとめを執筆。
②4年生:3年生の議論に参加・助言をしつつ、各自のテーマに従って、ゼミ論・卒業研究論文・卒業論文を執筆します。データ分析及び論文執筆作業は個別指導でも対応します。
【前期】
第1回 ガイダンス
第2回 4年生の卒論中間報告(1)
第3回 4年生の卒論中間報告(2)
第4回 データ分析(1)度数分布と記述統計
第5回 データ分析(2)クロス集計とχ2検定
第6回 データ分析(3)相関分析
第7回 データ分析(4)回帰分析
第8回 データ分析(5)因子分析
第9回 文献購読『影響力の武器』第1章~第2章
第10回 文献購読『影響力の武器』第3章~第4章
第11回 文献購読『影響力の武器』第5章~第6章
第12回 文献購読『影響力の武器』第7章~第8章
第13回 文献購読『影響力の武器』関連論文
第14回 文献購読『影響力の武器』まとめ
【後期】
第15回 4年生の卒論中間報告(1)
第16回 4年生の卒論中間報告(2)
第17回 グループ活動(1)テーマの検討
第18回 グループ活動(2)テーマの決定
第19回 グループ活動(3)先行研究の検討
第20回 グループ活動(4)先行研究のまとめ
第21回 グループ活動(5)仮説を立てる
第22回 グループ活動(6)報告の準備
第23回 3年生のゼミ論中間報告会(1)
第24回 3年生のゼミ論中間報告会(2)
第25回 4年生の卒論報告会(1)
第26回 4年生の卒論報告会(2)
第27回 4年生の卒論報告会(3)
第28回 まとめ
なお、卒論指導(4年生)・ゼミ論指導(3年生・4年生)については、授業時間外の個人指導・グループ指導もあわせて行います。メールおよびmanaba 上での指導も併用します。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 問題の設定、先行研究の引用、議論の展開、データ分析と読み取りが適切に行われているか、などの観点から評価します。 |
平常点 | 40 | 授業への参加、課題の提出状況などを総合的に判断します。なお、出席率が70%に満たない場合は、成績評価の対象外とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaによる学習支援
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
2023年度はロバート チャルディーニ(著)社会行動研究会(訳)『影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか』(誠信書房,2014)を読みます。
また、このゼミでの議論を円滑に進めるために、以下の本は各自で読むことをお勧めします。
・ダニエル カーネマン (著), 村井 章子 (訳)『ファスト&スロー』(上下巻)ハヤカワ書房
その他特記事項
社会調査実習/社会情報調査実習および データ解析(初級・中級)を履修済み、あるいは履修中であることが望ましい。