シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会情報学基礎演習(2)A | 2024 | 前期 | 木2 | 文学部 | 小山 憲司 | コヤマ ケンジ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-LI2-M021
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
図書館情報学のさまざまな研究論文に触れながら、この領域で扱われる研究テーマや課題について概観する。また、研究図書、雑誌記事、新聞記事などの資料の検索実習と収集した資料を基にしたレポートの作成実習を行う。
科目目的
この科目はカリキュラム履修上の「コミュニケーション力」「主体性」および「専門的学識」と関連する科目として位置づけられており、図書館情報学の専門的な学習や研究を進める上で必要となる基本的技法・技能を学ぶ。具体的には、図書館情報学の研究文献の読み方、発表のし方を修得することを目的とする。
到達目標
この科目では、具体的に次のことを目標とする。
①研究文献を読んで、その内容を把握できる。
②①で把握した内容を適切な方法で発表できる。
③研究報告書(レポート)の作成を通じて、学習研究に必要な知識・技術を理解し、活用できる。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 文献の探し方、選び方(1):グループワーク
第3回 文献の探し方、選び方(2):発表、ふりかえり
第4回 図書館情報学研究の特徴と研究領域
第5回 外国文献の探し方(1):雑誌論文
第6回 外国文献の探し方(2):新聞記事
第7回 図書館情報学研究文献の読解と批評(1):公共図書館(プレゼンテーション、ディスカッション)
第8回 図書館情報学研究文献の読解と批評(2):学校図書館(プレゼンテーション、ディスカッション)
第9回 図書館情報学研究文献の読解と批評(3):子どもと読書(プレゼンテーション、ディスカッション)
第10回 図書館情報学研究文献の読解と批評(4):大学図書館(プレゼンテーション、ディスカッション)
第11回 図書館情報学研究文献の読解と批評(5):専門図書館(プレゼンテーション、ディスカッション)
第12回 図書館情報学研究文献の読解と批評(6):図書館資料と電子化(プレゼンテーション、ディスカッション)
第13回 図書館情報学研究文献の読解と批評(7):図書館と多文化サービス(プレゼンテーション、ディスカッション)
第14回 まとめ、半期のふりかえり
なお、第7回から第13回に挙げたテーマは例示であり、変更の可能性がある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
①事前課題として、配布資料の閲読、映像の視聴、宿題を課す(課さないこともある)。また、報告担当者は発表用資料(レジュメ)を用意し、発表に備えること。報告者以外も、授業での議論に参加できるよう、課題資料を読むなど十分準備を行うこと。
②事後課題として、ふりかえり(コメントペーパーの提出)、映像の視聴、宿題を課す(課さないこともある)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 科目の目的、到達目標に記した内容を達成できているかどうかを期末レポートにより評価する。 |
平常点 | 70 | 授業中課題および宿題の提出状況および内容、授業への参加・貢献度、受講態度を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:参加率が7割に満たない場合は評価の対象外とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
①受講生からの質問は授業中のほか、メール、manabaの掲示板などを用いて回答する。
②オフィスアワーを設ける。具体的な時間は、初回の授業で連絡する。
③授業で課した課題は授業内で取り上げ、解説する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
①授業で用いたスライド資料、配布資料等は、manabaに掲載する。
②授業中、あるいは授業後にresponを用いて、アンケートやふりかえりを行う。また、回答結果を受講生と共有する。
③事前課題、もしくは事後課題として、映像資料を配信する場合がある。
④宿題、および期末レポートは、manabaを用いて回収する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当者は、1997年4月から2006年3月まで、東京大学附属図書館等において、図書館職員として図書館サービス、情報組織化、電子情報資源の提供などの実務経験を有する。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
図書館実務にかかる話題にも適宜触れながら、授業を展開する。
テキスト・参考文献等
(1) テキスト
・使用しない。
・授業で用いる資料は、manabaを通じて配布するほか、授業で指示する。
(2) 参考文献
次に掲げる図書のほか、授業で適宜紹介する。なお、これらは購入する必要はない。中央図書館、あるいは身近な公共図書館なども活用して、利用してほしい。
・今まど子, 小山憲司編著.『図書館情報学基礎資料』第5版. 樹村房, 2024. ISBN:978-4-88367-386-5
・日本図書館協会用語委員会編.『図書館用語集』4訂版. 日本図書館協会, 2013. ISBN:978-4-8204-1311-0
・日本図書館情報学会用語辞典編集委員会編.『図書館情報学用語辞典』第5版. 丸善出版, 2020. ISBN:978-4-621-30534-8
・日本図書館情報学会編. 『図書館情報学事典』丸善出版, 2023. ISBN978-4-621-30820-2.
・日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編.『図書館ハンドブック』第6版補訂2版. 日本図書館協会, 2016. ISBN:978-4-8204-1609-8