シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会情報学基礎演習(2)B | 2024 | 後期 | 木2 | 文学部 | 松田 美佐 | マツダ ミサ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-LI2-M022
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
質的調査の基本的な知識と技法を身につけるために、最初の数回の講義ののち、インタビュー調査を中心に、いくつかの質的調査法について、実際に行ってもらいます。具体的には、参与観察法、ライフヒストリー法、ドキュメント分析などです。その上で、調査結果をまとめて、資料集や報告書の作成を行います。
とくに、ドキュメント分析およびインタビュー調査においては、「大学生のとらえる社会問題と社会意識」という共通テーマを設け、社会問題への関心やメディア利用、対人関係など調査します。
科目目的
この科目は、社会情報学の基礎力・総合力を養う科目としてカリキュラム上に位置づけられていますが、その中でも、社会調査法について理解すると同時に、調査目的によって適切な方法を選択できる能力を身につけることを目的とします。特にこの授業では、質的調査について扱います。
到達目標
授業におけるレポートや、とりわけ卒業論文や卒業研究論文の執筆を見据えて、適切な質的調査法(インタビュー調査、参与観察法、ライフヒストリー法、ドキュメント分析など)が行えるようになることを目標とします。
授業計画と内容
1回 初回ガイダンス:質的調査とはなにか
2回 観察法とはなにか:説明と企画
3回 観察法実習1:「五感で感じる中央大学」
4回 実習1の分析報告会と実習2の企画
5回 観察法実習2:「2023年東京」「大学生の日常」「ある日の図書館」
6回 ライフヒストリー法とはなにか:説明と企画
7回 ライフヒストリー法実習1:自分史の作成と分析 (全員PC持参)
8回 ライフヒストリー法実習2:分析報告会
9回 ドキュメント分析とはなにか:説明と企画
10回 ドキュメント分析実習:テキストマイニング (全員PC持参)
11回 インタビュー法とはなにか:説明と企画
12回 インタビュー法1:インタビュー項目の作成(全員PC持参)
13回 インタビュー法2:インタビューの練習とレポートのまとめ方(全員PC持参)
14回 まとめと課題
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
①事前課題として、配布資料の閲読、映像の視聴、宿題を課す(課さないこともある)。また、報告担当者は発表用資料(レジュメ)を用意し、発表に備えること。
②事後課題として、ふりかえり(コメントペーパーの提出)、映像の視聴、宿題を課す(課さないこともある)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 期末に課される調査報告書について、内容に織り込むべき条件(書式、項目、調査方法、対象者など)がきちんとクリアされているかどうかで評価を判断する。 |
平常点 | 50 | 毎回の授業の出席状況(5回以上欠席の場合は自動的に不可とする)および授業中の課題の提出状況(提出されなかった場合は、1回あたりマイナス20点とする)に基づいて判断する |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
①受講生からの質問は授業中のほか、メール、manabaの掲示板などを用いて回答する。
②オフィスアワーを設ける。具体的な時間は、初回の授業で連絡する。
③授業で課した課題は授業内で取り上げ、解説する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/グループワーク/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
この授業では、グループ学習を中心に課題を進める。グループのメンバーと協力して、課題に取り組むこと。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
次の方法を予定している。
1授業で用いるスライド資料、配布資料等は、manabaに掲載する。
2宿題、および期末レポートは、manabaを用いて回収する。
また、PCを持参する必要がある日がある。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
大谷信介・木下栄二・後藤範章・小松 洋編著,2023,『最新・社会調査へのアプローチー論理と方法 』ミネルヴァ書房
<参考書>
工藤保則・ 寺岡伸悟・ 宮垣元編 2010,『質的調査の方法―都市・文化・メディアの感じ方(第2版) 』法律文化社
その他特記事項
PCを持参する必要がある日がある。