シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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児童サービス論 | 2024 | 後期 | 土3 | 文学部 | 神保 和子 | ジンボウ カズコ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-LI2-M408
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
子どもにとって読書がどういう意味をもつのか、基本的な考えをおさえ、それをもとに図書館での児童(乳幼児から思春期)サービスのあり方を考える。
科目目的
図書館(主に公共図書館)における子どものためのサービスについてその概要を学ぶ。
到達目標
・①子どもを知る ②子どもの本(児童資料)を知る ③子どもと本を結びつける方法・技術を知る ④児童図書館の運営を知る
・子どもにとっての読書の意義、児童サービスの役割、児童図書館員の専門性・在り方を考える
授業計画と内容
第1回:児童サービスとは何か 意義と役割
第2回:児童サービスの歴史 児童館の変遷
第3回:子どもの生活と読書 発達
第4回:児童資料① 絵本
第5回:児童資料② 昔話
第6回:児童資料③ 創作文学
第7回:児童資料④ ノンフィクション、その他の資料
第8回:児童資料の選択と整理 書評基礎論
第9回:子どもと本を結ぶー読み聞かせ、ストーリーテリング、ブックトークなど
第10回:児童サービスの実際①ーレファレンスサービス・調べ学習支援(学校連携)
第11回:子どもと本を結ぶー実技A
第12回:子どもと本を結ぶ―実技B
第13回:児童サービスの実際②―乳幼児・YA・多文化・特別支援サービス・地域連携
第14回:児童サービスの現状・課題と展望―児童室見学ディスカッション
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業内で提示する課題(児童資料を読む、調べる等)に必ず取り組むこと。
児童資料をできるだけたくさん読むこと(リーディングリストを配布します)。
公共図書館の見学をかね、日頃から積極的に利用すること。
公共図書館の児童室の見学も予定(各自による)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | レポートの主題に関して、授業の内容を理解した上で、自分の考えを述べることができるかどうかを評価します。 |
平常点 | 40 | 授業への参加、受講態度、児童資料のreading listへの取り組みの状況等を評価します。 |
その他 | 20 | 子どもと本をむすぶ方法に関して、実技や小課題を課します。授業の内容を踏まえて、十分な準備の上、課題に取り組んでいるかどうかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
出席率が70%に満たない者、課題等を提出しない者はE判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
2024年度は、基本的に対面授業で行います。なお、manabaのrespon機能を使って授業内容に関するアンケートを取ります。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
公共図書館の司書として約3年働いた後、図書館受託会社テクニカルサポート室にて児童サービス研修講師を13年間していました。
また、子どもに本を手渡す活動として自宅を開放しての家庭文庫を34年間続けています。
現在は、絵本専門士講座や絵本・児童文学研究センターの講師も務めています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
子どもと読書、子どもへの図書館サービスについて、日々子どもと関わり、本を手渡してきた経験を生かして、講義したいと思います。
テキスト・参考文献等
テキストはありませんが、参考文献・reading listを授業内で提示しますので、積極的に利用して下さい。
授業では、レジュメ等資料を配布します。
(参)堀川照代編著『児童サービス論(新訂版)』日本図書館協会(2020)
(参)松岡享子著『子どもと本』岩波新書 岩波書店(2015)
(参)リリアン・H.スミス著『児童文学論』岩波現代文庫 岩波書店(2016)
(参)松岡享子著『えほんのせかい こどものせかい』文春文庫 文藝春秋(2017)
(参)山口雅子著『絵本の記憶、子どもの気持ち』福音館書店(2014)
その他特記事項
公共図書館活動及び児童サービスに関心をもち、積極的に授業に参加してください。課題を通して、実際に児童資料、児童サービスに触れること、実技やグループワークを通して、自分でやってみたり、考え合ったりすることを大切にします。なお、履修希望者は必ず第1回目の授業から出席のこと。