シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報サービス演習(1) | 2024 | 前期 | 火3 | 文学部 | 小山 憲司 | コヤマ ケンジ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-IM2-M409
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「情報サービス演習(1)(2)」は司書養成の構成科目として、「情報サービス論」で学習する内容について演習を通して実践的に活用できる能力を養う。本科目を基礎編とし、後期「情報サービス演習(2)」は本科目を踏まえた応用編となる。本科目では情報サービスの各種業務を理解した上で、レファレンスサービスや情報検索サービスのプロセスや技法、基礎的な情報資源の知識と検索方法を習得する。両サービスは利用者の情報要求に対して情報資源を調査・提供、あるいは援助することにより利用者と情報資源とを結びつけるサービスで、司書の専門性を発揮できる業務である。演習に使用する情報資源は印刷物のレファレンス資料、Web情報資源に加えて中央大学図書館契約の商用データベースも含む。授業はパソコン教室で行いmanabaを通じての課題提出等を行う。
科目目的
図書館司書として必要なレファレンスに関する知識および技術を習得することを目的とする。したがって、この科目はカリキュラム履修上の「専門的学識」を基礎とし、「主体性」をもって課題に取り組むことが求められる。また、実務にあたり「幅広い教養」「コミュニケーション力」「複眼的思考」を必要とする科目と位置づけられる。
到達目標
①情報検索の基本的な仕組みを理解し情報検索サービスのプロセスを実行できる。
②基礎なレファレンス情報資源の種類、特徴を理解し活用できる。
③初歩的なレファレンス質問に対し正しいプロセスを踏んで調査を行い、信頼性の高い的確な情報資源を選択して回答できる。
④(社)情報科学技術協会主催資格試験「検索検定3級」に合格できる。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス、図書館における情報サービスの意義と業務の種類
第2回 レファレンスサービスの類型とプロセス、情報検索の仕組み
第3回 図書情報の探し方(目録、書誌)
第4回 図書情報の探し方(出版情報、電子図書館)
第5回 雑誌および雑誌記事の探し方(雑誌記事索引)
第6回 雑誌および雑誌記事の探し方(電子ジャーナル)
第7回 新聞および新聞記事の探し方
第8回 情報資源およびWebサイトの探し方
第9回 言葉・事柄の探し方 (電子情報資源)
第10回 言葉・事柄の探し方(印刷物)
第11回 歴史・地理の探し方
第12回 人物・企業・団体の探し方
第13回 統計の探し方
第14回 法令・判例の探し方
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業では、レファレンスツールの利用法を紹介し、それを用いた課題や宿題は授業時間内、もしくは授業時間外に行うことを想定している。必要に応じて、中央図書館あるいは身近な公共図書館での活動が求められる。指定の日時までに課題、宿題を行い、提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 科目の目的、到達目標に記した内容を達成できているかどうかを期末レポートにより評価する。 |
平常点 | 70 | 授業中課題および宿題の提出状況および内容、授業への参加・貢献度を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:参加率が7割に満たない場合は成績評価の対象外とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
①受講生からの質問はメール、manabaの掲示板などを用いて回答する。
②オフィスアワーを設ける。具体的な時間は、初回の授業で連絡する。
③授業で課した課題は授業内で取り上げ、解説する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
次のことを予定している。
①授業で用いたスライド資料、配布資料等は、manabaに掲載する。
②授業中、あるいは授業後にresponを用いて、アンケートやふりかえりを行う。また、回答結果を受講生と共有する。
③事前課題、もしくは事後課題として、映像資料を配信する。
④宿題、および期末レポートは、manabaを用いて回収する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
担当者は、1997年4月から2006年3月まで、東京大学附属図書館等において、図書館職員として図書館サービス、情報組織化、電子情報資源の提供などの実務経験を有する。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
図書館実務にかかる話題にも適宜触れながら、授業を展開する。
テキスト・参考文献等
(1) テキスト
・原田智子編著.『三訂情報サービス演習』樹村房, 2021. (現代図書館情報学シリーズ, 7). ISBN:978-4-88367-337-7
(2) 参考文献等
次に掲げる図書のほか、授業で適宜紹介する。
・山崎久道, 原田智子編著.『情報サービス論』改訂. 樹村房, 2019. (現代図書館情報学シリーズ, 5) ISBN:978-4-88367-295-0