シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報資源組織演習(1) | 2024 | 後期 | 金3 | 文学部 | 大蔵 綾子 | オオクラ アヤコ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-IM2-M411
履修条件・関連科目等
体系的・合理的な学修を確保するため、本科目の受講開始時までに「情報資源組織論」の単位を修得済みであることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
図書館において情報資源(資料)を利用するためには、当該情報資源を合理的に組織化(整理)する技術が必要である。
この授業では、情報資源の組織化に関する作業のうち、分類及び件名に関するものについて演習を行う。具体的には、「情報資源組織論」(前期)で学習した内容を基に、日本十進分類法(NDC)及び基本件名標目表(BSH)を利用した作業を中心に、情報組織化に関する基礎的技術を習得する。
科目目的
本科目は、司書資格の取得に必要な科目のうち「図書館情報資源に関する科目」に位置付けられている。高度・多様化する情報資源やメディア、効果的な組織化、利用者への情報資源の発展的サービスについて、「分類法」及び「件名法」の観点から学習することが求められる。
多様な情報資源に関する主題分析、分類作業、統制語彙の適用の演習を通して、情報資源組織業務について実践的な能力を養成することを目的とする。
到達目標
1.日本十進分類法(NDC)を用い、利用に供するために、情報資源に適切な分類を付与することができる。
2.基本件名標目表(BSH)を用い、利用に供するために、情報資源に適切な件名を付与することができる。
3.シソーラスの意義を理解し、情報資源の効果的整備について説明することができる。
授業計画と内容
第1回:情報資源組織、主題組織法
・情報資源組織の概要
・主催組織法の概要
第2回:日本十進分類法の概要1
・NDCの構成
第3回:日本十進分類法の概要2
・一般補助表
・固有補助表
第4回:分類作業、分類表の改訂
・分類作業
・分類表の改訂
第5回:分類規程
・一般分類規程
第6回:各類別1
・1類、2類
第7回:各類別2
・3類
第8回:各類別3
・4~7類
第9回:各類別4
・8類、9類、0類
第10回:件名法1
・件名標目表の概要
・語の関係性
第11回:件名法2
・細目
第12回:件名法3
・件名規程
第13回:記録フォーマット
・MARC
・目録作業
・NACSIS
第14回:メタデータ
・ネットワーク情報資源
・ダブリン・コア
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
配付資料は全てmanabaに掲載する(紙に印刷して配付しない)ので、授業開始までに各自でmanabaから入手されたい。
また、演習、課題もmanaba又はresponで確認の上、提出すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 平常的に課す演習・課題の提出回数・内容により異なる。詳細については、演習・課題毎に授業中又はmanabaで説明する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
本授業では出欠確認を行わない(出席しなくても良いという意味ではない)。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
履修生の規模、要望、意欲、習熟度又は進捗状況によっては、教室外授業を行う可能性がある。その際は、あらかじめ授業中に説明する。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
配付資料の掲載、質問の受付及び回答、演習・課題の出題・回収、連絡事項の伝達等については、全てmanaba又はresponを利用して行う(紙資料の配付・回収は行わない)。
また、本学図書館が提供するデータベースを紹介する際には、中央大学SSL-VPNを使用する。
初回授業開始前までに上記サービスを利用可能な状態にしておくよう設定されたい。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
図書館における実務(中央大学、首都大学東京、東京大学)では、資料の受入れ、目録作成、図書館システムへの登録、OPACの更新、保存図書館への移管等を担当した。
また、図書館類縁機関であるアーカイブズ機関における実務(国立公文書館、日本銀行、人事院)では、公文書等の分類・目録作成、文書管理システムへの登録・更新、分類・目録作成マニュアルの作成等を担当した。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
図書館における実務経験を踏まえた解説を行う。
あわせて、図書館類縁機関としてアーカイブズ機関における実務経験を踏まえ、図書館における情報資源を相対的かつ客観的に理解することができるよう努める。
テキスト・参考文献等
●テキスト
・和中幹雄,横谷弘美.情報資源組織演習.日本図書館協会.2023,3訂版,(JLA図書館情報学テキストシリーズ3,10),ISBN978-4-8204-2213-6
●参考文献等
・もりきよし原編.日本十進分類法.日本図書館協会,東京,新訂10版,ISBN978-4-8204-1413-1※
・日本図書館協会件名標目委員会編.基本件名標目表.日本図書館協会,東京,第4版,ISBN978-4-8204-9912-1※
(※上記2点については、教室内に備付のものを使用することが可能)
・榎本裕希子[ほか].情報資源組織論.学文社.2019,第2版,(ベーシック司書講座・図書館の基礎と展望,3),ISBN978-4-7620-2889-2
・小西和信[ほか].三訂情報資源組織演習.樹村房.2021,東京,三訂,(現代図書館情報学シリーズ,10),ISBN978-4-88367-350-6
・田窪直規[ほか].三訂情報資源組織論.樹村房,2020,東京,三訂,(現代図書館情報学シリーズ,9),ISBN978-4-8836-7339-1
・日本図書館研究会.図書館資料の目録と分類.日本図書館研究会,2015,増訂第5版
・藤田節子.情報整理・検索に活かすインデックスのテクニック.共立出版,2001
・I. C. McIlwaine.UDCの使い方 : 国際十進分類法の利用と応用.情報科学技術協会,1994
・緑川信之.本を分類する.勁草書房,1996
・蟹瀬智弘、NDCへの招待.樹村房,2015
●その他
・テキスト・参考文献等を補足する資料を配付する。
その他特記事項
●注意事項
・履修生が「情報資源組織論」の単位を修得済みであるという前提で授業を行う。
・不正行為又は迷惑行為があった場合は厳正に対処する。
●教員との連絡方法
・教員と連絡をとりたい場合、manabaの「個別指導(コレクション)」を使用されたい。