シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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国文学基礎演習(2)A | 2024 | 前期 | 火4 | 文学部 | 竹田 志保 | タケダ シホ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-JL1-A021
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
日本の近現代文学を研究対象とする場合に必要な方法と態度を修得します。そのために、履修者各自が作品に具体的に向き合い、「読む」「調べる」「考える」という行為を積み重ね、発表・討論という過程を通じて、近現代文学研究の基礎を学びます。
科目目的
日本の近現代文学研究の基礎を学ぶことを目的とします。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・問題意識を持って文学作品を読むことができる。
・授業で示した文献やデータベース等を用いて、文学作品に関する調査を行うことができる。
・発表や議論の仕方を身につけることができる。
授業計画と内容
1グループ3~4人程度で研究発表をおこないます。用意されたプリントを用い、比較的短い作品を扱います。
①「授業の概要」と「演習の進め方」についての説明
②「レジュメ(発表資料)の作り方」、「資料の探し方」についての説明
③「研究発表の行い方」についての説明
④第1グループによる発表と討議:谷崎潤一郎「刺青」
⑤第2グループによる発表と討議:志賀直哉「剃刀」
⑥第3グループによる発表と討議:森鷗外「高瀬舟」
⑦第4グループによる発表と討議:芥川龍之介「鼻」
⑧第5グループによる発表と討議:野上弥生子「茶料理」
⑨第6グループによる発表と討議:梶井基次郎「Kの昇天」
⑩第7グループによる発表と討議:平林たい子「殴る」
⑪第8グループによる発表と討議:太宰治「葉桜と魔笛」
⑫第9グループによる発表と討議:岡本かの子「鮨」
⑬発表と討議に関する全体講評
⑭授業のまとめと総括:日本近現代文学を研究する方法について
授業は演習形式でおこないます。発表グループはあらかじめレジュメを作成し、それに基づいて授業時間に口頭発表をおこないます。発表担当者は、事前にグループでよく話し合い、共同作業として一つの発表をおこなうことが必要です。発表は各履修者が1回ずつ担当するようにグループ分けをします。その時間の発表担当になっていない履修者は、事前に作品についての予習をしておき、発表を聞いたうえで討議に加わります。討議では中心となって質問をする代表質問グループも指定します(それ以外の者にも積極的な発言を求めます)。また、発表者以外の履修者には毎回発表に対するコメントの提出も求めます。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業計画にも記したように、発表担当者は個別に準備を分担するだけでなく、事前にグループでよく話し合い、共同作業として一つの発表をおこなうために十分、準備して下さい。発表担当になっていない場合も事前に作品についての予習をしておき、発表を聞いたうえで質疑や討論に加わって下さい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | レポートは、前期に発表を担当したテクストについて、発表での討議の内容を踏まえて論文形式にまとめなおしたものを、学期末に各自提出してもらいます。 |
平常点 | 70 | 平常点とは、発表を担当する時のレジュメ・口頭発表・質疑応答・討論などと、発表をしない時の出席・質疑応答・討論・コメント提出などのことを言います。口頭発表をしない者、質疑・討論に加わらない者は成績評価の対象から除外します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
毎回、授業に出席することが基本ですから、欠席が半期に3回を越える場合は原則として成績評価の対象から外します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
開講時に前期に必要なテキストをプリント、PDFなどで配布しますので、スケジュールをよく把握してください。
その他特記事項
この授業は、日本の近現代文学を研究する方法の基礎を身につけることが大きな目的ですが、演習授業はそれと同時に、自分の考えを論理的に説明できるようになること、また他の履修者と協力して発表をつくること、履修者同士で意見や疑問をぶつけ合ったりすることが特に重要です。発表を担当しない回でも必ず事前に作品を熟読して、自分なりの考えをもって授業に臨み、積極的に質疑や討論に加わってください。
授業の展開等によっては授業内容を変更する場合があります。