シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
生活環境論 | 2024 | 後期複数 | 木2,木3 | 理工学部 | 谷下 雅義 | タニシタ マサヨシ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-SS2-3C33
履修条件・関連科目等
データ解析基礎・空間のマネジメント・データ解析を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
授業は、教室での講義と自宅等そしてキャンパスで行う実習から構成。週2コマ×7週で授業を行う.各自ノートPCを用意してほしい(経済的な事情で,ノートPCを用意できない場合はお知らせください).
科目目的
私たち人間は,空気・水・土・動植物・景観などの環境からさまざまな恵みを受けて生活している一方で,活動によりこれらの環境に影響を与えている.自動車などの排出ガスによる大気や水質汚濁,騒音・廃棄物などの都市・生活型公害,外来生物による生態系やメンタルも含めた健康被害,さらに地球規模の気候変動がもたらす災害などの問題が生じている.この科目では生活環境の改善を市民とともに考えるための(情報)基盤について学ぶ.
到達目標
講義は、国土や都市の計画に必要となる生活環境の調査、改善、評価を行うための基礎的な知識と技術を、グループワークを通して習得すること、発表能力を高めることを目的とする。この過程で,GIS by Python/Google Earth Engine/SketchUPの基本的な操作ができるようになることを目指す.
授業計画と内容
1, 2.はじめに+コロプレス図をつくる Python (Google Colaboratory/geopandas)
・生活環境のモニタリング:騒音・大気汚染 水質・地盤・生態系・・・
・自分の住む市区町村の人口密度マップ
国勢調査:年齢別人口・世帯・住まいの情報を表示 (がんばればstreamlitまで)
3, 4.<日常> 人工衛星・航空写真 Google Earth Engine + Python
・自分の住む場所の人工衛星データ(気象・光・植生・NO2など)および航空写真を表示
・差分抽出による環境変化の把握:道路・鉄道延伸,それに伴う住宅増加,工業団地の造成,田畑の減少等を追跡
5, 6.<非日常> ハザードマップ 避難場所 → 逃げ地図 OSM/graph
・ハザードマップ読込+ハザード人口・住まい別(オーバーレイ)
・グラフ(ネットワーク)地図の読み込み(可能なら加工)
・避難場所へのアクセス(バッファー/最短経路探索)
・自宅~キャンパス、自宅~避難所のルート.障害要因の検出 家族との連絡方法
7,8.SketchUPの使い方(自宅学習)+後楽園キャンパス再現
9-12.交通量・騒音・照度計測(緑・壁効果)+後楽園キャンパス周辺再現
(1,2組と3,4組でわける)
13, 14.後楽園キャンパス(駅からキャンパスまでの)空間についてのプレゼン
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
グループごとに講義時間前に集合し、データの収集、分析の方針と担当の決定及び自分たちが用いると考える手法の予習を行うこと
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 100 | □課題に適切に答えているか. □レポートに工夫がみられるか. □内容に優れた点があるか. □多くのデータソースを利用しているか. □レポートの体裁が美しいか. |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaなど
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
調査方法、計測方法等に関する基本的内容については、随時資料を配布する
その他特記事項
キャンパス周辺での計測も行う。