シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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教育の理念と歴史/教育学概論1(教育の理念及び歴史)(教育学専攻) | 2024 | 前期 | 金4 | 文学部 | 青柳 宏幸 | アオヤギ ヒロユキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-ED1-N101
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本授業は、教育および教育学の基礎概念、近代の教育思想、教育の歴史の、大きく三つの内容から構成されている。基礎概念に関しては、単に概念を定義して説明するにとどまらず、自らの学校経験の振り返りや歴史的事実と関連させてその意味を説明する。教育思想に関しては、代表的な近代の教育思想家の思想を深く理解させることを通して、家庭や子供、学校や学習、指導法などについての考え方を示す。日本の教育については、江戸時代以降、今日にいたる学校教育の歴史的変遷を、家庭や社会の変化とかかわらせて講義し、現代社会における教育課題を歴史的視点から捉えることができるようにする。
科目目的
教育学の特徴を理解し、教育学を学ぶ基礎をつくることがこの科目の役割である。そのため、教育が人間にとって不可欠な営みであることを理解し教育の理念を自覚するとともに、教育現象を思想的、歴史的に考察できるようになること、そして、教育学の基礎的な概念を用いて教育について説明できるようになることが本授業の目的である。
到達目標
1)教育学の諸概念を理解し、それらを用いて自己の教育観を説明できる。
2)代表的な教育家の思想を通じて、家族、子ども、学校など教育を成り立たせる要素とそれらの相互関係から教育の本質と目標を考察することできる。
3)近代教育制度の成立と展開を理解し、現代社会における教育課題を歴史的な視点から考察することができる。
授業計画と内容
授業計画
第1回: ガイダンス
第2回: 基礎概念1 人間形成空間としての学校
第3回: 基礎概念2 学校のない社会の教育
第4回: 基礎概念3 学校の今/昔
第5回: 近代の教育思想1 J. A. コメニウス
第6回: 近代の教育思想2 J.-J. ルソー
第7回: 近代の教育思想3 J. H. ペスタロッチ
第8回: 近代の教育思想4 J.デューイ
第9回: 近代の教育思想5 ヘルバルトの教育思想とヘルバルト主義
第10回: 日本の教育の歴史1 江戸時代の教育
第11回: 日本の教育の歴史2 近代的学校教育の開始
第12回: 日本の教育の歴史3 教育勅語のその影響
第13回: 日本の教育の歴史4 戦後教育の開始とその展開
第14回: まとめと討議
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 学期末レポート(50%) |
平常点 | 50 | 毎回のリアクションペーパーの内容(30%) 授業期間内に課す小レポート課題(20%) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
毎回、資料を配付し授業を行う。テキストは使用しない。
参考文献
①今井康雄編『教育思想史』有斐閣アルマ, 2009.
②広田照幸『ヒューマニティーズ 教育学』岩波書店, 2009年.
その他の参考資料等は、初回の授業時に示す。
また授業資料を毎回作成し、参考書や参考資料についてはその都度示す。
その他特記事項
受講生の興味や理解度に応じて、毎回の内容の重点の置き方、順序などを変更する場合がある。