シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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生涯教育論 | 2024 | 前期 | 金3 | 文学部 | 丹間 康仁 | タンマ ヤスヒト | 1~3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-ED1-N206
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、生涯学習と社会教育の本質を踏まえて、社会とかかわる学びのありようについて学修する。個人の趣味・教養に限らず、地域、福祉、労働、子育てにかかわる幅広い学習の実践を捉える。生涯学習と社会教育の歴史、理論、政策、法制の観点にもとづき生涯教育論について講義する。個人の自助努力のみでは解決しえない生活課題や地域課題がからみあう現代における生涯教育論の意義について議論する。
科目目的
生涯教育をめぐる理論的枠組みを理解し、歴史、政策、実践の展開について見識を広げる。
到達目標
①人間の学習と教育の営みを、生涯にわたって捉える枠組みを獲得する。
②生涯学習と社会教育の意義を基礎的な理論に基づいて適切に説明できる。
③生涯学習と社会教育について、自らの理解を論理的に表現することができる。
授業計画と内容
第1回 学校教育の相対化と生涯学習への視野(導入)
第2回 学びなおし・学びほぐしと成人教育論
第3回 日本における生涯学習政策の動向と課題
第4回 地域づくりに果たす社会教育施設の役割
第5回 市民の生涯学習を支える公民館の取組
第6回 市民の生涯学習を支える図書館の取組
第7回 市民の生涯学習を支える博物館の取組
第8回 市民のソーシャル・キャピタルと環境醸成
第9回 学校・家庭・地域の連携・協働と学びあい
第10回 地域文化の創造と継承と市民の学習
第11回 子どもの貧困問題と市民活動
第12回 非営利セクターによる社会課題の解決
第13回 コミュニティにおける対話と学習環境デザイン
第14回 生涯学習の自由・主体性と教育(到達度確認)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
①教科書の指定した章を、次の回までに読んで、内容を理解したうえで授業に参加する。授業冒頭では、グループに分かれたうえで、クイズを用いて理解度を確かめ合う。
②指定した期間内に、身近な地域における社会教育施設を訪問して見学を実施する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | ・授業の到達目標に基づき、筆記試験として実施する。筆記試験には指定の教科書のみ持ち込み可(ただし、紙媒体に限る。電子書籍版は持ち込み不可)。 |
その他 | 50 | ・各回授業でのクイズやふりかえりの得点(manabaより提出):30% ・社会教育施設の見学への参画(同上):10% ・ディスカッションへの貢献:10% |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/グループワーク/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを通じての課題の提示を行います。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
次のテキスト(指定の教科書)を、第2回講義までに準備すること。
◎荻野亮吾・丹間康仁編『地域教育経営論―学び続けられる地域社会のデザイン―』大学教育出版、2022年(ISBN:978-4-86692-223-2)
その他特記事項
参考URL
①授業担当者の研究情報(https://researchmap.jp/tamma)
②指定の教科書に関する情報(https://www.kyoiku.co.jp/00search/book-item.html?pk=1131)