シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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学校社会学 | 2024 | 後期 | 月3 | 文学部 | 越川 葉子 | コシカワ ヨウコ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-ED2-N304
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
いじめや不登校、学力低下などの学校問題は、メディアで取り上げられ論議されるたびに、実際の教育のあり方に大きな影響を与えてきました。この授業では、学校のあるべき姿を論じるだけでなく、実際の教育の姿を客観視することから学習していきます。
科目目的
学校をフィールドとした、社会学研究の基礎知識をえます
到達目標
学校にかかわる教育社会学のキーワードを学習します
授業計画と内容
授業の展開
第1回 オリエンテーション:授業の受け方・進め方について
第2回 いじめ問題への視角:「事実」とは何か
第3回 メディア報道による「事実」の構成①:新聞報道
第4回 メディア報道による「事実」の構成②:テレビ報道
第5回 メディア報道による「事実」の構成③:マスメディアにおける「社会問題化」の方法
第6回 「事実」認定の方法と論理:調査報告書と判決文を読む
第7回 中間のまとめと補論
第8回 当事者経験への接近①:遺族の経験
第9回 当事者経験への接近②:加害者の経験
第10回 当事者経験への接近③:担任・生徒の語り
第11回 囚われからの解放①:未完のいじめ自殺
第12回 囚われからの解放②:いじめ防止対策推進法下の学校
第13回 囚われからの解放③:「いじめ問題」の解決とは
第14回 全体のまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 最終レポート |
平常点 | 50 | 出席と授業毎の小課題 |
成績評価の方法・基準(備考)
・3 回目以降の講義については、当該授業の回で扱う文献の内容を読んだ上で、その内容に関するコメントを事前にmanabaより記入・提出してもらうことになります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
(テキスト)
北澤毅・間山広朗編,2021年,『囚われのいじめ問題 : 未完の大津市中学生自殺事件』岩波書店。ISBN:9784000614887
(参考図書)
授業の進行に応じて、適宜指示する。
その他特記事項
・第2回目以降は、原則、テキストの各章に沿って講義を進めます。各自でテキストを用意して受講してください。
・テキストや入手可能な公開資料を繰り返し読み込むことで、講義で扱う事例の理解がさらに深まるものと思います。