シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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心理学実験(1)A/基礎実験(1)A | 2024 | 前期 | 火1 | 文学部 | 浅野 昭祐 | アサノ アキヒロ | 2年次配当 | 1 |
科目ナンバー
LE-PY2-P105
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
様々なテーマに関する実験実習を通じて,実験法の理解と,実験結果の分析及び実験結果を論理的に解釈する姿勢の獲得を目指す。具体的には,知覚,記憶,学習などに関する実験を実施し,データを収集し,統計的な分析,及び考察を行い実験レポートにまとめる。また,実験結果の解釈についてグループで発表及び討論を行うことで,理論的な理解を深める。
科目目的
心理学研究の多くは関心のある変数間の関係性を明らかにすることを目的としており,変数間の関係性をどのように検討するかによって相関研究と実験研究に分類される。一般的に,前者は変数間の相関関係についての仮説検証を目的にしており,後者は変数間の因果関係についての仮説検証を目的にしている。
本科目では,実験研究におけるデータ収集方法の基礎的な知識と,実験研究で利用されることが多い統計的な分析手法に関する基礎的・実践的な知識の習得することを目的としている。
到達目標
・実験研究におけるデータ収集方法に関する基礎的な知識を身につけること。
・実験研究で利用されることが多い統計的な分析手法に関して,統計ソフトを利用した解析技術を身につけること。
・実験結果に対して論理的に解釈を行う姿勢を身につけること。
授業計画と内容
1. 授業ガイダンス
2. 実験計画法概論
3. 【視覚探索】に関する実験実施
4. 【視覚探索】に関する実験結果及び解釈に関する発表・討論
5. 心理学における実験レポートの書き方
6. 【記憶】に関する実験実施
7. 【記憶】に関する実験結果及び解釈に関する発表・討論
8. 【両側性転移】に関する実験実施
9. 【両側性転移】に関する実験結果及び解釈に関する発表・討論
10. 【錯視】に関する実験実施
11. 【錯視】に関する実験結果及び解釈に関する発表・討論
12. 【ゲーム理論】に関する実験実施
13. 【ゲーム理論】に関する実験結果及び解釈に関する発表・討論
14. 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
1:t検定,分散分析,カイ二乗検定,相関分析などの分析手法に関する復習
2:本科目で扱う5種類の実験に関するレポート課題の提出
3:本科目で扱う5種類の実験に関する発表・討論の準備(発表資料作成 / 質疑応答の準備)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり2時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 「心理学における実験レポートの書き方」を踏まえたレポート作成がされているか否かを評価し,基本的には,本科目で扱う5種類の実験に関するレポートに基づいて成績評価が決まる。 |
成績評価の方法・基準(備考)
【成績評価の前提条件】
成績評価が[F:評価不能]になる条件は以下の2点である。
(1) 本科目で扱う5種類の実験に関する5本のレポートのうち,レポートの最終締切日までに未提出が1本以上あった場合には,その理由に因らず,成績評価が[F:評価不能]となる。
(2) 本科目は2限続きの授業である。そのため,1限目開始時に出席を取り,その時点で出席していない場合には2限分の欠席となる。そして,10限分以上欠席した場合には,成績評価が[F:評価不能]となる。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
提出されたレポート課題に関しては次回レポート提出前に返却を行い,各グループの発表に対しては授業内で評価とアドバイスを行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>村上香奈・山崎浩一 (編)(2018). よくわかる心理学実験実習 ミネルヴァ書房
その他特記事項
(1) 心理統計法を履修していること
(2) 初回のガイダンスに必ず出席すること