シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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大脳生理学(神経・生理心理学Ⅰ)/大脳生理学 | 2024 | 前期 | 金4 | 文学部 | 緑川 晶 | ミドリカワ アキラ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-PY3-P626
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
認知・感覚・情動だけではなく、意識も含めて、人間の心理現象は脳(神経細胞)に還元することができます。授業では、神経機能の基本的な構成を理解するとともに、さまざまな認知機能の神経基盤を学び、発達障害や精神障害等を生物学的な視点から理解することを目指します。
科目目的
人間の認知や行動の成立基盤である脳の働きについて理解することを目的とします。
到達目標
・視覚、聴覚、運動などの諸機能が成立する生物学的な基盤について説明できるようになる。
・言語、認知、記憶、情動等の高次機能を成立させる生物学的な基盤について説明できるようになる。
・学習した諸概念と他の心理学諸領域との関連を説明できるようになる。
授業計画と内容
① ガイダンス
② 神経科学の方法論
③ 脳のマクロな構造
④ 脳のミクロな構造
⑤ 神経系の発達
⑥ 記憶機能
⑦ 視覚機能
⑧ 聴覚機能
⑨ 体性感覚と運動
⑩ 思考と意識
⑪ 脳の側性化と性差
⑫ 情動
⑬ 社会的認知
⑭ 精神疾患と発達障害
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 50 | 2-3回に1回の頻度で、小テストを実施します。 |
期末試験(到達度確認) | 50 | 小テストの範囲を含む半期に実施した授業から出題します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
臨床心理士として大学病院神経内科(15年)、公立のリハビリテーションセンター(12年)、公立病院の脳神経外科(12年)などでの心理業務に関する実務経験があります。また公認心理師の資格を2019年から有しています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
上記の経験に基づいて、臨床現場で得られた事例などを紹介し、解説を加えます。
テキスト・参考文献等
教科書は用いずに、必要な資料は授業中に配布します。
参考文献:
・フロイド・E・ブルーム他 著,新・脳の探検(上・下),講談社ブルーバックス(B1431,B1432),講談社,ISBN:978-4062574310/9784062574327
・岡田 隆,宮森 孝史,廣中 直行 著:生理心理学―脳のはたらきから見た心の世界[第2版] (コンパクト新心理学ライブラリ),サイエンス社,ISBN:9784781913582
その他特記事項
事前にアナウンスの上、不定期に確認テストを授業開始時に実施するので、毎授業ごとの復習を心がけて下さい
参考URL
https://midorikawa-lab.r.chuo-u.ac.jp