シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
心理学的支援法/臨床心理学 | 2024 | 前期 | 月4 | 文学部 | 中村 菜々子 | ナカムラ ナナコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-CY3-P638
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
臨床心理学は、科学・理論・実践を統合して、人間行動の適応調整と人格の成長を促進し、加えて不適応・障害・心の悩みなどの成因を研究し、問題を予測し、かつそれらの問題を軽減させ、解消することをめざす学問領域です。日本では、臨床心理学にはカウンセリング心理学領域の研究・実践も含まれています。本講義ではこれらについて、講義を中心に概説します。
また、臨床心理学の専門家になることを目指していない受講生にとっても、実生活で応用できる、自分自身のメンタルヘルスケアや、周囲の人とのより良い関わりに役立つような具体的な知識を学べるような授業構成とします。
科目目的
以下の内容について理解することを目的とします。
・代表的な心理療法とカウンセリング(歴史や概念など)
・コミュニティ・アプローチ(地域支援、予防、コンサルテーションなど)
・心理支援の実際例(支援における倫理の説明を含む)
・セルフケア(心の健康教育を含む)
到達目標
以下の内容について理解し、受講者自身の言葉で説明できるようになることを到達目標とします。
・代表的な心理療法とカウンセリング(歴史や概念など)
・コミュニティ・アプローチ(地域支援、予防、コンサルテーションなど)
・心理支援の実際例(支援における倫理の説明を含む)
・セルフケア(心の健康教育を含む)
授業計画と内容
第01回 オリエンテーション、臨床心理学の歴史
第02回 臨床心理学の代表的な理論1:精神分析・分析心理学
第03回 臨床心理学の代表的な理論2:人間性アプローチ
第04回 臨床心理学の代表的な理論3:コミュニティ・アプローチ
第05回 臨床心理学の代表的な理論4:行動療法
第06回 臨床心理学の代表的な理論5:認知療法
第07回 臨床心理学の実践1:面接の導入から終結まで1
第08回 臨床心理学の実践2:面接の導入から終結まで2
第09回 臨床心理学の実践3:実践が行われている様々な領域
第10回 臨床心理学の実践4:クライエントの発達段階に応じた支援
第11回 臨床心理学の研究
第12回 心理学的支援および研究における生命倫理
第13回 臨床心理学を日常生活に生かす1:セルフケアと周囲へのサポート1
第14回 臨床心理学を日常生活に生かす2:セルフケアと周囲へのサポート2・授業のまとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業後に学びを深めるため,授業外の学修時間を2時間程度取っていただくことを想定しています。主な内容は,1)講義時間内のリアクションペーパーの作成,2)関連情報を調べて報告する(responに関連情報のリンク先等を示す課題を出します)です。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
中間試験 | 40 | 3回程度、授業中に小テストを実施します。 |
レポート | 10 | 1回レポート課題を課します。 |
平常点 | 50 | 1)授業への出席 2)manabaコースニュースを期限内に確認すること、 3)各回のresponを期限内に提出することおよび、respon回答が基準を満たすこと(一定以上の分量があること) 上記3点について減点方式で評価します。 優れたrespon回答内容については、加点方式で評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
小テストを1回も受けていない場合、レポート提出がない場合は、成績評価の対象としませんので注意してください。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
各回の授業で寄せられたコメントにはできるだけ応え、双方向の授業となるよう心がけています。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
responを活用予定です。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
臨床心理士・公認心理師として、病院、クリニック、就労支援施設、大学附属相談室等で臨床業務に携わってきました。現在も医療領域で臨床業務を行っています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
現在までに経験した臨床経験を授業内容に生かし、特に行動変容と予防については具体的な事例も紹介していく予定です。
テキスト・参考文献等
授業では資料を配布します。参考文献は適宜指示します。
教室の中で行なう授業学習内容を深める資料をmanaba上に掲載し、関心がある学生が学びを深められるよう工夫しています。
その他特記事項
教員への連絡がある場合は,個別指導(コレクション)をご利用ください。