シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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大学生の基礎B/大学生の基礎(2)(表現技法) | 2024 | 後期 | 木3 | 文学部 | 黒河内 利臣 | クロコウチ トシオミ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-IF1-R002
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
大学生に期待される論文(レポート)は、調べたことをまとめ、意見を書くだけのものではない。定形化されたスタイルに沿って、論理的に作成されなければならない。本科目で期待されるレベルは次のことを理解して、論文を作成できることである。
(1)意見文や小論文とは、まったく異質のものであること。
(2)筆者の意見は、文献やデータにもとづいていなければならないこと。
(3)論文(レポート)における基本的かつ慣例的なルールを守ること。
これらのことを、「大学生の基礎A」では触れられなかった内容の講義と実習をつうじて確認し、論文(最終課題)提出をめざす。
科目目的
「大学生として必要な知識」のうち、大学生に期待される論文・レポート(以下、論文)のルールを理解し、卒業論文の作成に必要なレベルの知識・技能を活用して論文を作成できるようになること。
到達目標
(1)「大学生の基礎A」では触れられなかった内容の学習と実践をおこなうこと。
(2)内容面ではひとつのテーマについて課題(論点)を設定し、課題解決の方法を検証するプロセスを論文の形式にまとめられるようになること。
(3)形式面では、論文の基本的かつ慣例的なルールも守りながら作成できるようになること。
授業計画と内容
第1回 授業ガイダンス・大学生に期待される論文・レポートとは
第2回 論文で使ってよい資料・データとは
第3回 論文のスタイルとは(1)――事実の確認
第4回 論文のスタイルとは(2)――意見を構築する
第5回 数値表現(1)――図表の数値を読む(事実をよみとる)
第6回 数値表現(2)――アンケート調査の必要性
第7回 文章読解の基本――問題点を読み取る批判的読解
第8回 テーマ設定(1)――論文での意見の示しかた
第9回 テーマ設定(2)――具体的なテーマの発見
第10回 テーマ設定(3)――解決策の考察
第11回 テーマ設定(4)――検証と今後の課題
第12回 論文・レポートにおける文章表現のルール
第13回 論文・レポートの体裁・書式
第14回 論文課題提出
※上記授業計画は、受講者の理解度やそのときどきのトピックなどによって、変更されることがある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・予習:事前に公開される講義資料を読んでおくこと。参考書(サブテキスト)も参照するとよい。
・復習:講義内でおこなった実習をもういちどおこなうこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 100 | 本科目の「到達目標」などをもとに採点をおこなう。 |
成績評価の方法・基準(備考)
・出席回数は成績評価に含めないため、相応の受講意欲も求められる。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
・グループワークは、14週のうち1回くらいはおこなう予定ではいます。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書:使用しない
参考書:黒河内利臣(2021)『大学生の論文作成講座-大学生らしい論文を書こう-<改訂版>』DTP出版
※講義で使用することはないが、講義内容+その他の内容をまとめたもの(サブテキスト)です。
参考文献:講義をつうじて適宜提示する。
その他特記事項
・本科目は抽選科目ですが、抽選結果が出る前の授業もかならず出席してください。
・講義資料(レジュメ)等はmanabaで配布する。原則的として、印刷したものは教室で配布しないので、必要な場合は自分で印刷してから教室に来ること。
・大学生として節度ある態度での受講を求める。
・論文課題はコンピュータのワープロソフトを使用しての提出が原則となる(manabaで提出)。
・出席回数は成績評価に含めないが、期末の課題に挑戦・提出するためには一定の出席が必要かと思われます(形式的にも内容的にも)。「出席しないで期末の課題だけ提出すればよい」ということではないので、相応の受講意欲も求められます。
・本科目を履修するには、「大学生の基礎A」の単位を取得していることを条件とします。