シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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書道 | 2024 | 後期 | 水2 | 文学部 | 渡辺 貴彦 | ワタナベ タカヒコ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-HO1-A301
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
書道実技練習が主。古典臨書により、楷書・行書・かな書を中心に基礎技法を学ぶ。
教職で必要な書写書道・板書・ペン習字他の技術と知識の習得に取り組む。
並行して和漢書道史、筆順、部首名などの漢字指導等の解説を行う。
科目目的
古典法帖臨書を中心とした実技練習により、書道の基礎技術(漢字・かな・書写体)を習得する。
書道教育に必要な書道史、筆写上の正しい書体と許容体、筆順、部首名等を学習する。
一般社会でも必要である整ったペン習字が書けるようになること。
書技術と知識の習得により、教職免許に対応するとともに文化芸術としての書を楽しく学び且つ指導できる能力を身につける。
到達目標
古典臨書を通じて基本用筆を修得し、各法帖の特長を把握して書き分けられる。
楷書行書が正しく書け、書写授業を指導できる。
変体仮名を理解し、仮名書に慣れ、平安仮名法帖を臨書できる。
習得した書体を基に創作作品を制作できる。
教職に就いてもよいように、また、社会でも困らないように、基本的筆写姿勢、文字知識を習得する。
授業計画と内容
1.ガイダンス 文房四宝説明・筆順部首名確認①
2.楷書臨書「孔子廟堂碑」 中国書道史「文字の起源」
3.楷書臨書「九成宮醴泉銘」 中国書道史「書体の変遷」
4.行書臨書「集王聖教序」 中国書道史「書聖王羲之」
5.行書臨書「蘭亭序」 中国書道史「唐の四大家」
6.楷書行書清書
7.その他の法帖(篆書隷書など)練習 中国書道史「宋・明清時代の書」
8、書写書道練習 「筆順部首名プリント」「漢字指導の手引き」解説
8.書写書道・隷書・篆書練習 中国書道史「宋・明清時代の書」
9.かな書・いろは・用筆練習 日本書道史「文字伝来」
10.かな書・変体がな・連綿練習 日本書道史「かなの変遷」
11.かな書・高野切拡大臨書 高野切解説
12.かな書・高野切原寸臨書 日本書道史「平安から近世の書の流れ」
13.かな書・高野切臨書清書 「かな散らし書きと漢字仮名交じり書」創作準備
14.創作作品制作 日本書道史「戦後の現代書表現」
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業で練習する古典課目を教科書で事前に観察し、書風の特長を予習しておく。
また、自分の書いたものを、書体・法帖毎に差異を理解できるように復習する。
毎回課すペン習字課題も反復練習することも勧める。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 25 | 漢字楷書行書課題提出・ペン習字課題 |
期末試験(到達度確認) | 25 | かな臨書課題と創作作品提出・ペン習字課題 |
平常点 | 30 | 毎回の授業の取り組みと毛筆等の上達度 |
その他 | 20 | 筆順部首名プリント |
成績評価の方法・基準(備考)
毛筆清書主体で査定する。
ペン習字課題・筆順部首名プリントの提出状況や出来も材料とする。
書道未経験者でも、上達度を十分考慮する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間内で添削指導する。
ペン習字課題は、添削して返却する。
その他質問等manaba個別指導を利用してもよい。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
基本的な授業体制は登校による対面実習型だが、manabaコンテンツに筆写動画他講義内容を載せる。
個別指導(コレクション)を利用して、個別の質問などに対応する。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
私立高校書道非常勤講師、書塾講師、書家としての経験に基づいて指導する。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
教職経験から、正しい筆写の字形や筆順、部首名、板書を指導する。
書塾講師の経験により、筆写の際の字形と効率的な書写指導を教える。
書家としての知識により、書道史を講義し、古典法帖の用筆を指導する。
テキスト・参考文献等
・高校教科書「書Ⅰ」(教育図書)6教図 書Ⅰ-702 令和3年3月1日検査済
教育図書㈱千代田区神田小川町3-3-2 (必携)
・漢字指導の手引き第7版 (教育出版㈱)(参考書として任意)
その他特記事項
第1回講義には書道具は使用しません。
購入はガイダンスを聞いてからでかまいません。
すでに持っている道具があれば持参してください。
書道具は教室併設の筆洗室に保管できます。(自己責任)
この授業は対面形式が基本です。
諸事情により登校できない場合はその旨伝えてください。
オンライン受講による単位取得を認めることもあります。
そのため、manaba内コンテンツに毎回の授業に即した内容を掲載します。
登校による受講者も活用してください。