シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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特別教養(2)(ミュージアムと教育)/社会教育特講(2) | 2024 | 後期 | 水4 | 文学部 | 横山 佐紀 | ヨコヤマ サキ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-IF1-R202
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ミュージアムにおける社会的包摂をテーマとする授業です。ミュージアムの歴史や法律上の位置づけを確認し、ギャラリー・トークや学校団体を対象とするプログラム、障害のある人を対象とするプログラム(おもには視覚障害者、ろう者を対象とするプログラムを取り上げます)、移民など海外ルーツをもつ人を対象とするプログラムやボランティア制度など、国内外のミュージアムにおける教育プログラムを具体例として検討します。その上で、ミュージアムが社会的包摂に果たしうる役割について考えます。
科目目的
博物館の教育的役割および教育活動を理解し、利用者としてミュージアムを活用する基本的知識を身につけます。
到達目標
ミュージアムの社会的・教育的役割について自分自身の考えを他者に説明できるようになること。
授業計画と内容
本科目で扱うおもなトピックは以下のとおりです。
*内容や順番を変更・調整することがあります。
*ゲスト講師による特別レクチャーを実施することがあります。
*提出された課題やコメントは、授業内で共有することがあります(基本的に匿名で扱います)。あらかじめご了承ください。
1. オリエンテーション:本科目の目標、進め方など
2. 日本のミュージアムに関する基本情報・教育普及の位置づけ
3. 近代ミュージアムと教育(1)ミュージアムの成り立ち
4. 近代ミュージアムと教育(2)映画「野生の少年」
5. 近代ミュージアムと教育(3)野蛮と文明
6. 啓蒙主義とミュージアム
7. ミュージアムとアイデンティティ
8. 来館者のプロフィール:学歴、社会的階層など
9. 見るワークショップ
10. セルフガイド(パンフレット)評価
11. さまざまなミュージアムのプログラムの事例
12. アクセス・プログラム:視覚障害者を対象とするプログラム
13. アクセス・プログラム:ろう者を対象とするプログラム
14. まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自分自身でさまざまなミュージアムの教育プログラムについて情報を集め、実際に参加してみてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 期末レポート(ミュージアムについての基礎知識を理解したうえで、ミュージアムの社会的・教育的役割について自身の言葉で説明できるかを確認します) |
平常点 | 40 | 課題提出、授業への参加を含む |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
ミュージアムのオンライン調査をしてもらうことがあります。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
美術館教育普及担当学芸員
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
ミュージアムの現状と課題に関する経験や知識を、授業を通じて共有する。
テキスト・参考文献等
【参考文献】
伊藤寿朗『市民のなかの博物館』吉川弘文館、1993年。
横山佐紀『ミュージアムを知ろう 中高生からの美術館・博物館入門』ぺりかん社、2020年。
その他は適宜指定します。
その他特記事項
状況に応じて、展覧会の観覧を指示することがあります。その場合は必ず各自で実施すること。
※学芸員課程を履修しない人を対象とする授業です(学芸員課程履修者は必修の博物館教育論を履修のこと)。