シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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プロジェクト科目(1)(2)(3)(多摩の文化遺産)/プロジェクト科目 | 2024 | 後期 | 木5 | 文学部 | 小林 謙一 | コバヤシ ケンイチ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-IF2-R211,LE-IF2-R212,LE-IF2-R213
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
2020年度・2021年度に、多摩の地域学に関するプロジェクト科目を開講したが、それに関連しつつ視点を変えた形で、中央大学が立地する多摩地域の特性を学ぶ講座として「多摩の文化遺産」を開設する。
2021年度の講座が「多摩学-その風土・歴史・文化-」として、自然地理・歴史・文化を中心とした内容であったので、今回はその発展的な内容として、多摩の文化財・文化資産の保存と活用を考える講座とする。現代社会に歴史遺産を如何に生かすかを考える手段として、多摩の地に残る歴史遺産とその活用例、活用の代表格としての博物館活動を紹介し、受講生には、文化を地域の活力に変える文化活動のあり方を考えてもらいたい。
科目目的
多摩の史跡活用・博物館活動に関わる内容をリレー講座として開講し、受講生には、自ら多摩地域を考え、まとめるレポートを作成してもらう講座とする。多摩にある大学として自らの立ち位置を地域社会に発信する機会となる。受講生においても、自らが学ぶ場の意義を再認識してもらう場になるであろう。
到達目標
私たちが学ぶ多摩/武蔵野の地を、そこに住む人たちが、また私たち一人ひとりがどのように把握し、対応するべきかを考えることで、文化財を含む現代の社会・文化に対する認識を高めること、ならびに多摩という地域や身近な文化財を手掛かりとして、地域社会や地域文化を多角的に分析する視点を育て、その重要性を理解することを目標とする。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス・講義の予定と課題作成について、多摩の考古調査史(小林)
第2回 多摩・武蔵野の文化財保護行政 (須田英一兼任講師)
第3回 文化財の保全と活用 (建石徹 外部講師)
第4回 東京都埋蔵文化財センター・縄文のムラ (合田恵美子兼任講師)
第5回 民間事業者の文化財支援事業 (文化財調査NPO法人 及川穣 外部講師)
第6回 多摩の考古遺跡 (三鷹市教育委員会 中山真治 外部講師)
第7回 多摩の戦争慰霊碑(宮間純一 日本史学専攻)
第8回 多摩の産業遺跡 用水・水車 (小川望兼任講師)
第9回 ハンセン病資料館・多摩全生園(黒尾和久兼任講師)
第10回 八国山たんけんの里・下宅部遺跡(千葉敏朗東村山市学芸員 外部講師)
第11回 多摩六都科学館(横山佐紀学びのパスポート専攻 コーディネイト・佐々木有美科学館学芸員 外部講師)
第12回 地域博物館構想(三鷹市まるごと博物館・大沢古民家 下原裕司主査・学芸員 外部講師)
第13回 武蔵野市ふるさと歴史館(紺野京文化財指導員 外部講師)
第14回 多摩の文化遺産のデジタルアーカイブ(酒井中兼任講師)
註 講義の順序は変更の可能性があります。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の小テストでの感想、および最終的に多摩・武蔵野の文化遺産についてのレポートを出してもらいます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 学期末にレポートを課します。講義の内容を十分に理解し、それをふまえて自分なりの考察にもとづく論述ができているかを基準とします。 |
平常点 | 50 | リアクションペーパーの記載内容を基準とします。講義の内容をうけて自分の意見や考えがきちんと明示されているかを特に重視します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:出席(リアクションペーパーの提出)が全開講回数の7割に満たない者、およびレポートの提出がない者はE判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
各回の講師のなかには、地域の文化財の保存、調査、研究に関わる学芸員、研究員、調査員、教員がおられます。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
上記の各講師には、ご自身の経験もふまえて授業内でお話しいただく予定です。
テキスト・参考文献等
授業全体を通じて用いるテキストはありません。各回の講師により必要に応じて参考文献等が紹介される場合があります。