シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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英語読解 | 2024 | 通年 | 水5 | 木谷 厳 | キタニ イツキ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EN1-SE11
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、学期を通じて、おもに英語圏のニュース記事・ブログ、エッセイおよび小説の抜粋を丁寧に読み進めます。いわゆる「多読」と対をなす読解法である「精読」に焦点を当ててテクストを読み解き、論理的思考力を養います。
受講生各自が持つ疑問に対する解決策の一環として、また、英文解釈の課題をめぐる受講生の(相互)理解を深めるためにも、毎回何名かの受講生の解答例にたいしてチュートリアル式の改善策を提示しながら、文法的な解説も適宜おこないます。
科目目的
・この科目は、カリキュラム上の総合教育科目として位置づけられていることから、この科目での学習をつうじて、学生が英文読解に対する認識を深めるとともに、英語圏(とくにイギリス周辺)の文化に対する基礎的な知識を、自国の文化と相対化しながら理解・習得することを目的としています。
・この科目は、学生が学授与の方針で示す「幅広い教養」、「複眼的思考」、「主体性」を習得することを目的としています。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・ある程度複雑な文構造の英文の内容を十分に理解することができる。また英文の内容を場面に応じた適切な日本語に置き換えられるようになること。
・複雑な文構造の英文を読む際に、英語の文法、語法、文化の視点から解決する方策を論理的に導き出すことができ、またその内容を理解しやすい日本語で言い換えることができる。
・日常から主体的に英語を学ぶ姿勢を身につけること。
授業計画と内容
前期
1. イントロダクション――精読(close reading)のすすめ
2. 精読の際、どのようなことを意識して読むべきか
3. 話の流れを理解するには「映像化」
4. 「場面」について想像する
5. 語彙を増やすには――動詞や前置詞・副詞 のコア・イメージを持つ
6. 英文を「前から」(同時通訳的に)読む――英語を英語で理解する前段階
7. 中間まとめとディスカッション
8. 英文をかたまりで理解する(チャンク・リーディング)
9. 英文読解における区切り(チャンク)と発音のコツ
10. 説明文は「パラグラフ」を意識する
11. 説明文を読むうえでの「スキャニング」と「スキミング」
12. 実は易しくない児童向け物語――文化的側面を意識して読む
13. 物語を「深く」理解するために
14. 全体のまとめと最終確認テスト
後期
1. イントロダクション――異文化を知るための文章読解
2. 読んでいる文章の内容をいかにして映像化するか?(前期の内容の応用)
3. 文章の意味を正確に理解・解釈するには頭をやわらかく
4. 動詞と指示語の動きを意識する
5. 語彙連結(コロケーション)の意識を鍛える
6. 複雑な長い文を節・句ごとのチャンクで読む(+発音のコツ)
7. 複雑な構文や文構造を読み解くには
8. 中間まとめとディスカッション
9. 複雑な名詞句を「ひらく」
10. 学習英英辞典を活用しよう
11. 省略されている単語に気づく
12. 婉曲的な表現や比喩の内容 (言葉遊びも含む) を理解する
13. 英米の文化背景についても意識をもつ
14. 全体のまとめと最終確認テスト
※場合によって内容変更の可能性もあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 前後期それぞれの学期末に、これまで学んだ内容を総括する試験をおこないます。 |
平常点 | 30 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と強調して学ぶ態度等)の状況を基準とします。 |
その他 | 30 | 各授業内でおこなわれる内容理解の確認テストおよびリアクション・ペーパーの内容の合計を成績評価の30パーセントとします。リアクション・ペーパーでは、毎回の授業内容(おもに英文読解のための知識と英語文化の背景的基礎知識)を理解したうえで、新たな英語知識として得られた事柄を英語学習の観点から主体的に説明できるかどうかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提基準:出席率が70%に満たない者、また、毎回の課題を提出しない者については、最終確認テストを待たずにE判定とすることがあります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
資料配布や課題提出等のための補完ツールとしてmanabaを使用します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用せず、毎回教員が用意する資料をその代替とします。
その他特記事項
毎回英語の辞書(電子辞書ないしは紙の辞書など)あるいは、オンラインの英語辞書にアクセスできる端末を用意してください。