シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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英語表現(上級) | 2024 | 通年 | 水2 | 文学部 | 内田 富男 | ウチダ トミオ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EN1-SE12
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本科目の目的・到達目標を実現するために、英語の書き言葉を中心に文法、語彙、コロケーション、慣用句、定型表現、センテンス、パラグラフなどの正確な知識と運用力を身につけます。そのためには学びの主体である学習者自身の積極的、自律的な学習態度が求められることは言うまでもありません。テキストブック(洋書)を予め丁寧に読み、正確に理解するために辞書を引きながら予習することが必要です。授業では教科書の内容の要点を解説していきます。また、教科書にあるactivityをクラスで進めながら、自ら書いたパラグラフのピアーフィードバック等の活動を行います。さらに学術、ビジネス文書の作成でしばしば使われているICTを用いた英文校正ツール等の使用法にも習熟してもらいます。
加えて、英語はひとつではありません。例えば、様々なジャンルや話し言葉・書き言葉、地域等によって違いがあります。この授業では、書き言葉としての学術英語を中心に扱いますが、ビジネス英語等の非学術的な英語表現に触れる機会も提供します。そうした学びを通して、英語の豊かさや面白さを感得してもらいたいと思います。
科目目的
本科目では、まとまりのあるアイデアや情報を、論理的、正確に、かつ効果的に英語で表現する能力を身に着け、英語で表現することの楽しさを理解することを目指します。また、学術英語や非学術的英語に触れることを通して、英語表現の豊かな世界を理解し、表現できる英語学習者・使用者を目指すこととします。
到達目標
・学生は学術的英語表現としてのParagraph writing の概念を理解する
・学生はParagraph writingにおける3要素( Topic Sentence、 Supporting Sentence、 Concluding Sentence)について正確に理解する
・学生は Paragraph writing における4類型(Definition Paragraph、Process Paragraph、Opinion Paragraph、Narrative Paragraph)の概念とそれらの違いについて理解する
・学生は上記の理解をもとに、Paragraphを実際に書く体験を通して初歩的な学術作文が書けるようになる
・英文校正のためのICTツールの使用法を理解し、ツールを活用しながら英文校正の技能を身につけ、自律的にParagraphが書けるようになる
・学生は学術英語とビジネス英語の差異に気づき、学術英語の特徴を理解する
・学生は英語表現のための文語文法について、口語文法と比較しながら理解する
授業計画と内容
1. オリエンテーション:①授業方針等について、②英語表現とは、③様々な英語
2. 英語力診断とこれまでの英語学習の振り返り
3. From Vocabulary and Sentence to Paragraph
4. Paragraph
5. Developing Ideas
6. Topic Sentenceとは
7. 様々な Topic Sentences
8. Supporting Sentenceとは
9. Supporting Sentenceの役割
10. Concluding Sentenceとは
11. 様々なConcluding Sentence
12. 英文校正ツールについて①:Introduction to Editing tools
13. Writing a formal academic paragraph using "Grammarly" etc.
14. Review of units
15.TOEIC writing
16. Paragraph Reviewとは
17. Paragraph Reviewの実際
18. Definitionとは
19. Understanding Definition Paragraph
20. Writing Definition Paragraph
21. Understanding Process Paragraph
22. Writing Process Paragraph
23. Understanding Opinion Paragraph
24. Writing Opinion Paragraph
25. Understanding Narrative Paragraph
26. Writing Narrative Paragraph
27. Review of four types of paragraphs
28. 総括
(上記の授業計画・内容のうち、正確な文法や文構造の基本事項、学術作文に必要な語彙、コロケーションなど、ICTの活用については、年間の授業全体を通して学ぶべき事柄であり、履修者構成や状況に合わせて、進度や計画を多少変更することがあります。 )
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
GREAT WRITING 2: Great Paragraphs Student Companion Site等のオンライン補助教材を使って授業時間外にも積極的に学習すること。 また、関心や英語力に応じてTOEIC英語やビジネス英語関係の教材にも触れて欲しい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 期限内の提出実績、前期の内容に関する理解度、出来栄え、により3段階で評価する。 |
期末試験(到達度確認) | 30 | 期限内の提出実績、前・後期の内容に関する理解度、出来栄え、により3段階で評価する。 |
平常点 | 40 | 1.小課題の期限内の提出実績、授業内容に関する理解度 2.授業内外における積極的参加度・貢献度 以上2点について4段階で評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
Keith S. Folse et al. GREAT WRITING 2: Great Paragraphs 5th ed., Cengage 2020 ISBN:978-0-357-02083-8
(Student Companion Site 有り。下記のStudents Resources LEVEL 2の頁を参照のこと
https://eltngl.com/sites/greatwritingseries/home?_ga=2.264841740.2065074095.1611710504-1151181303.1611710504
【参考文献】
<英英辞典>
・Collins Cobuild Advanced Learner's Dictionary: The Source of Authentic English 9th ed. HarperCollins 2019 ISBN:978-0008253219
・Collins Cobuild Intermediate Learner's Dictionary HarperCollins 4th ed. 2018 ISBN:978-0008253202
・『TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題』 国際ビジネスコミュニケーション協会 ISBN:978-4906033478
<ビジネス英語>
・内田富男『聞く英語』(実戦力徹底トレーニング) アルク 2019年 ISBN: 978-4757433137
<動画教材>
・EnglishCentral(https://ja.englishcentral.com/videos)(要無料登録)
その他特記事項
・各課題・試験の提出期限を厳守するために、余裕をもって解答し、提出する
・履修者構成や状況に合わせて、進度や計画を多少変更することがある
・質問は、授業内に加え、Manabaの「個別指導(コレクション)」でも受け付ける