シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会政策 | 2024 | 前期複数 | 火1,金3 | 経済学部 | 松丸 和夫 | マツマル カズオ | 2年次配当 | 4 |
科目ナンバー
EC-SL2-05XX
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語/ドイツ語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
授業計画に沿って授業が進⾏します。
履修者は、①毎回テキストを持参して授業に出席し、②授業の前半で当該箇所の重要語句の説明を受け、③後半ではテーマについての掘り下げた説明を聞き、理解を深めてもらいます。
毎回の授業で、次回の講義内容に対応するテキストのページ範囲と予習の課題を指定します。あらかじめ各⾃テキストに⽬を通し、最低限意味の分からない⽤語やフレーズをチェックして授業に臨むことが必要です。授業の説明だけでは分からないところはオフィスア ワーやメールで質問して下さい。
科目目的
現代社会に⽣じている様々な経済・社会問題を、労働・⽣活・社会という視点から解明し、⼤学卒業までに理解しておくべき知識を修得してもらいます。将来どのような職業に就こうとも、労働者あるいは市⺠として⽣活していく上で、公的年⾦制度、医療・介護制度、貧困と格差の問題、就業の多様化、働き⽅、ジェンダー、ホームレス、ワーキングプア等多様なテーマについて、持論を展開できる能⼒の育成をめざします。
到達目標
1.学生は、シラバスの内容をテキストの該当箇所から理解するように努め、テクニカルタームの「意味を十分理解すること。
2.学生は、授業中に指示されるレポート課題に対して、テキスト及び授業中に指示する統計データや参考資料を用いて解答すること。
3.manabaに掲示されるトピックや参考資料を全部熟読すること。
授業計画と内容
1. 新⾃由主義と社会政策
2. 社会政策とはどんな学問か
3. ⽇本国憲法と社会政策
4. 社会政策の理論と歴史
5. 社会政策と労働・国家・地域
6. 賃⾦の理論
7. 企業の賃⾦決定
8. 最低賃⾦と社会政策
9. 労働時間の理論
10.労働時間と社会政策
11.労働市場と雇⽤・失業
12.⾮正規雇⽤と社会政策
13.労働市場政策の課題
14.労働組合と労使関係
15.団体交渉と労使関係
16.少⼦化・⾼齢化の現状と社会政策
17.社会保障とは何か
18.社会保険の体系と機能
19.医療保障と社会政策
20.公的年⾦制度と社会政策
21.介護保険と関連サービス
22.ジェンダー・SOGIと社会政策
23.⼥性労働の現状と社会政策
24.⾼齢者の雇⽤・就業と社会政策
25.障害者の雇用・就労
26.地域循環型経済と社会政策
27.若者雇⽤と労働市場
28.総括 ⽇本社会の変⾰と社会政策
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
manabaに授業に関する資料を掲載するので、授業の予習と復習に活⽤してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 筆記試験を期末試験期間に実施する。その得点×60% |
レポート | 30 | 3回のレポート提出を求める。その得点×30% |
平常点 | 10 | 授業中の質疑応答への参加状況。その得点×10% |
成績評価の方法・基準(備考)
3回のレポート提出の評価30%、1回の期末試験の評価60%、平常点(授業中の質疑応答)の評価10%のウェイトで総合評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
⽯畑良太郎・牧野富夫・伍賀一道編著
『よくわかる社会政策 第三版』
ミネルヴァ書房2022年12⽉刊。
本体定価2,600円。
毎回の授業で使⽤するので必ず持参すること。