シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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英語読解 | 2024 | 通年 | 火3 | 文学部 | 松川 誠一 | マツカワ セイイチ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EN1-SE11
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、教育領域に関係する英語文献を読みすすめていくことを通して大学学部レベルの英文読解能力を育成すると同時に教育領域における専門的な概念・理論に触れ、今後、教育領域の専門分野を学習していくにあたってのオリエンテーション(土地勘)を得ることを目標とする。この授業は、外国語(英語)のカリキュラムの一環として設定されている科目であるため、授業期間を通して受講者が英文を実際にどのくらい読んでいるか/読んだかを重視する。成績評価にあたっては、各回で設定された課題を遅滞なく提出することや授業時の参加状況も勘案されるので留意されたい。
授業においては、アメリカで出版された大学学部生向けに書かれた教育社会学の入門書を読み進めていく。英文解釈に関わるテクニカルな問題(英文法に関する問題)のみならず、専門用語や文献のなかで扱われている論点や概念に関する社会的・学問的背景などに関する解説も適宜行っていく。また、受講者が個人で訳文を作っていくだけでなく、数名単位で英文を検討するといったグループワークの要素も取り入れていく予定である。
科目目的
まとまった量の学術スタイルで書かれている英文に触れ、大学での学習・研究に必要なレベルの英文理解能力を身につけること。
教育領域の基本的な概念・理論についての理解を深めること。
到達目標
大学における学習・研究において必要となる英文学術論文の理解が可能となるような英語読解能力を学生が身につけ、英語論文を利用する際の心理的障壁が低減すること。
教育領域における基本的な概念・理論、論点を理解することによって、学生が後年、教育領域をより専門的に学習していく際のオリエンテーションを身につけること。
授業計画と内容
前期
【第1回】①授業の進め方・受講上の注意点の説明、②グループ作業の練習:What is Education? Why so important?
【第2回】テキスト第2章 Conflicting Functions and Processes in Education(その1) (p.46-),
【第3回】テキスト第2章(その2) (p.48-)
【第4回】テキスト第2章(その3)(p.49-)
【第5回】テキスト第2章(その4) (p.51-)
【第6回】テキスト第2章(その5) (p.53-)
【第7回】テキスト第2章(その6) (p.55-),
【第8回】テキスト第2章(その7) (p.57-)
【第9回】テキスト第2章(その8) (p.61-)
【第10回】テキスト第2章(その9) (p.66-)
【第11回】テキスト第2章(その10)(p.69-)
【第12回】テキスト第2章(その11) (p.72-)
【第13回】テキスト第2章(その12)(p.74-)
【第14回】テキスト第2章(その13)(p.75-), 春学期の内容のまとめと振り返り(What is education? revisited)
後期
【第15回】①春学期の内容の振り返り、②テキスト第9章 The informal system and the "hidden curriculum"(その1) (p.349-)
【第16回】テキスト第9章(その2)(p.351-)
【第17回】テキスト第9章(その3)(p.353-)
【第18回】テキスト第9章(その4)(p.356-)
【第19回】テキスト第9章(その5)(p.359-)
【第20回】テキスト第9章(その6)(p.362-)
【第21回】テキスト第9章(その7)(p.365-)
【第22回】テキスト第9章(その8)(p.368-)
【第23回】テキスト第4章 Gender differences in higher education(その1)(p.141-)
【第24回】テキスト第4章(その2)(p.143-) , 授業のまとめと振り返り(Why is education so important?)
各回の授業は、宿題にしておいた英文パラグラフの和訳の確認作業から始める。その後、続くパラグラフをグループ作業を交えながら精読していく。
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | この授業は通年の授業であるため、後期の最後に期末試験を行う(前期の最後に試験は行わない)。 |
レポート | 5 | 前期の試験の代わりに夏休みに教育(社会)学に関するブックレポートを作成し、後期初回授業時に提出する。 |
平常点 | 55 | 毎回の授業時最後に2~4パラグラフぐらいの英文の日本語訳を次回授業時までに作ってくる課題を出す。授業の最初の部分はその訳に関することから始め、授業後に各自の訳文に訂正等を加えたものを提出する。平常点は、その修正された訳文課題の提出状況や修正の程度に基づいて評価を行う。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他/実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業時間内でパソコンなどのICTを利用することはないが、資料の配信、課題の提出などはManabaを通して行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書として下記の英文テキストを利用する。授業で利用する箇所は、内容をPDFファイルに加工したものをmanabaを通じて配布する。
Jeanne H. Ballantine, Floyd M. Hammack and Jenny Stuber (2017) The Sociology of Education: A Systematic Analysis, 8th edition. Routledge. ISBN: 113809157X
その他特記事項
PDFで配布するテキストは各自で紙に印刷して授業に持参すること。
辞書(電子辞書も可)を持参すること。ただし、定期試験においては紙の辞書のみ持ち込みを許可する。
英語を正確に理解する際には英文法の知識が必要となる。大学受験用の英文法の解説書を手元において必要に応じて参照するとよい。たとえば、野村恵造監修 (2013) 『Vision Quest 総合英語』新興出版社啓林館、江川泰一郎 (1991) 『英文法解説』金子書房, など。
また、普段から電子辞書でなく文法事項の記述が豊富な紙の中型英和辞典(『ジーニアス英和辞典』など)を用いることを推奨する。