シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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English Reading | 2024 | 通年 | 水3 | 小野 勝 | オノ マサル | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-EN2-SE51,LE-EN2-SE52,LE-EN2-SE53,LE-EN2-SE54
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「愛は技術か?」この質問に対して、多くの人の答えは否定的であろう。しかしこのクラスで取り上げるテキストは、これを肯定することから始まっている。
現代人は、自由を獲得したことにより、孤独や無力感、そして懐疑や不安までも手に入れることになってしまった。我々が抱えている、こうした人間存在の根本的問題を解決してくれるのが愛である。しかしそうした愛は技術であり、修得するべきものであるという。それにはどうすればよいか。本書では、人類の歴史におけるさまざまな愛の形が検証されていき、その中で有益な示唆が与えられるだろう。
授業は下記のような形で進めていくが、文章は平易な英語で書かれているので、それほど心配する必要はないと思う。
<授業方法>
履修者名簿の順に各学生が1ページ程度を担当し、発表(プレゼンターション)形式で授業を進める。
発表内容
(1)英文の読み(発音、アクセント)
(2)英文の和訳、または要約(担当箇所の内容に応じて発表者が判断)
(3)関連事項(次のいずれかについて。説明の際に必ず板書を行うこと。)
a. 英語面での重要語句、重要構文など
b. 内容面についての補足、発展
(4)質疑応答
科目目的
論文、評論、資料などを正確に読みこなすことは研究を行う上での基礎である。この観点から、将来の研究活動に耐えうる英文読解力の養成を目的とする。また、英文を正確に読み、著者の意図を正しく捉えることはもちろんだが、解釈した内容を如何に自分の言葉で、分かり易く相手に伝えるかの練習にも重点を置く。
到達目標
1)辞書を引きながらでも、専門書を読み、その大意を捉えることができる。
2)TOEIC、その他検定試験の長文問題において、得点を伸ばすことができる。
3)あらゆる物事に対して、複数の視点から、多面的な見方ができる。
授業計画と内容
前期
第1回:イントロダクションおよび Erich Fromm について
第2回:Is love an art?
第3回:A feature characteristic of contemporary culture
第4回:What are the necessary step in learning any art?
第5回:The theory of love
第6回:Love is an active power in man
第7回:Giving has an entirely different meaning
第8回:Love as an act of giving depends on the character development of the person
第9回:To respect a person is not possible without knowing him
第10回:The longing to know ourselves and to know our fellow
第11回:The desire for union between the masculine and feminine poles
第12回:Love between parent and child
第13回:The problem of being loved
第14回:総括(前期内容のまとめと試験)
後期
第1回 : The relationship to father
第2回:The mature person
第3回:The object of love
第4回:Brotherly love
第5回:The relationship of mother and child
第6回:Erotic love
第7回:Love can inspire the wish for sexual union
第8回:Love is exclusively an act of will and commitment
第9回:Self-love
第10回:The theory of the nature of selfishness
第11回:Love of God
第12回:The development of the human race
第13回:The stages of human evolution
第14回:総括(後期内容のまとめと試験)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
1)発表者は、発表の各項目について十分な用意をした上で、想定されるあらゆる質問に答えられるよう準備をしておく。(準備のための所要時間は120分から180分程度)
2)その他の学生は、授業計画で示した範囲を精読し、疑問点について質問の準備をしておく。(所要時間は60分程度。)
3)全学生は授業終了後、その回に取り上げた内容を自分の言葉で簡潔に要約し、提出する。(20分程度、manaba)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 英文を正しく解釈できているか、さらに内容面において、十分な理解ができているかを判定する。 |
期末試験(到達度確認) | 30 | 英文を正しく解釈できているか、さらに内容面において、十分な理解ができているかを判定する。 |
レポート | 20 | 各回の授業で読んだ内容をいかに自分の言葉でまとめられているか。 |
平常点 | 20 | 授業への参加姿勢、発表内容(どの程度準備がなされているかを含む)から評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
単位取得には、授業回数の2/3以上の出席を必要とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:
① Erich Fromm
② The Art of Loving /愛するということ(改訂版)
③ 松柏社
⑦ 978-4-88198-022-4