シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会学史(古典)/社会学史A | 2024 | 前期 | 金1 | 文学部 | 矢野 善郎 | ヤノ ヨシロウ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-SC2-K309
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
社会学の歴史を学ぶということは、過去の社会学者の古びた・時代遅れの理屈を学ぶことではありません。過去の偉大な社会学者は、それぞれの時代にそれぞれの社会と対決して、今日の社会をじっくりと反省する問題意識をえるための尽きせぬインスピレーションの源にもなりうるのです。
この講義では、「社会学」という科学が誕生して以来の、各時代・各地の偉大な〈社会学〉の様々な〈パラダイム=思考の枠組み〉を紹介するとともに、それが登場した時代背景や、他の時代の〈社会学〉、他の科学の分野(経済学・政治学・心理学・哲学 etc.)との影響関係を考えることを通して、私たちの社会そのものがたどってきた展開についても考察することにあります。
全体を通して現代の社会学の大きな見取り図が得られることを目指してもおります(それ故,公務員試験などにも役に立つと聞きます)。
教員としては,究極的には皆さん自身が鵜呑みにしてしまっている社会についての〈パラダイム=思考の枠組み〉を自分で組み替えていくきっかけにして欲しいと思っております。それ故,3つのやり方で講義に能動的に参加してもらいます。(1)ときどき講義に関連する課題に答え,小レポートを書いてもらいます。(2)学期末レポートでは,実際に社会学の傑作を読み,社会学者が生きていた時代背景について考えるレポートを書いてもらいます。 (3)講義途中の質問・発言も積極的に歓迎します
科目目的
社会学史の講義を通して,社会学に必須の専門的学識と幅広い教養を身につけるだけでなく,幅広い社会学のパラダイムにふれ複眼的思考を養い,小レポート・期末レポートでは,主体性をもって自らの研究関心にとって重要な社会学者の作品にふれ,自分の意見をまとめるコミュニケーション力を身につけようることを目的とする。
到達目標
社会学に必須の社会学者の論とその背景について専門的学識と幅広い教養を身につけること
幅広い社会学のパラダイムにふれ複眼的思考を養うこと。
主体性をもって自らの研究関心にとって重要な社会学者の作品にふれ,自分の意見をまとめるコミュニケーション力を身につけること
授業計画と内容
1 社会学史の視点:パラダイムとは
2 社会学以前 アリストテレス
3 同 ホッブズ
4 同 アダム・スミス 功利主義
5 同 コント
6 同 トクヴィル
7 同 ヘーゲル
8 同 マルクス
9 同 ダーウィン スペンサー
10 デュルケム1 社会分業論 方法論
11 デュルケム2 自殺論
12 デュルケム3 宗教社会学
13 テンニース ジンメル
14 まとめ 社会学以前から社会学の成立へ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義に関わるプリント,スライドは全て事前に公開します。予習をして下さい。
数回に一度,講義に関連するレポート課題を出します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | 期末レポート |
平常点 | 60 | 数回に一度,講義に関連するレポート課題を出します。その提出回数と質により,平常点とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
小レポートと,そのフィードバックを行います
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
プリントを配ります。