シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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日本語BⅣ(は)(B系列) | 2024 | 通年 | 木4 | 学部間共通科目 | 笹目 実 | ササメ ミノル | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
UW-JP2-J92M
履修条件・関連科目等
外国人留学生対象の自動登録科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
教員の用意する資料によって、文章の書き方の一つ一つのポイントを理解していく。
それに合った内容の文章を授業ごとに書いていく。最終的には一つのレポートを作成し、それに基づくプレゼンテーションを各自が行う。
科目目的
前期では、自分の言葉で自分に関することを文章にて自己表現できることを目的とする。テーマは自己紹介をする時の文章の書き方や自分の体験や経験したことなどである。後期では、社会的事象から課題を見つけ、レポートにまとめられることを目的とする。テーマは現代的視点からのものと歴史的視点からのもの、若者的視点からのものなどである。
到達目標
B系列日本語BⅣは文章表現(作文)のクラスである。
社会的な問題に関して自らの意見を述べる主張文、そして大学の授業で課されるレポート・論文が書けるようになることを目標とする。
また、表現内容を口頭で表現できるようになることも目標の一つとする。
授業計画と内容
【前期】
第1回 自分をアピールする文章の書き方
書き言葉の文末と接続表現
第2回 自分をアピールする文章を書く
書き言葉の表現
第3回 状態・状況を説明する
同じ接続表現の繰り返しを避ける
第4回 自分の身の回りの状況や状態を文章化する
長文を避ける
第5回 紀行文とは 紀行文の書き方
「の」を使う場合
第6回 紀行文を書く
「こと」を使う場合
「書き言葉の文末と接続表現」~「の」を使う場合までのまとめ
第7回 具体的な数値を示す グラフや表を説明する
名詞化の方法
第8回 物の販売状況のグラフを見て分析し、作文にする
名詞化と助詞
第9回 物の販売状況 社会の動きを解説する
レポート論文でよく使う語彙の使い分け
第10回 グラフの推移から見える社会の動きを作文にまとめる
「漢語+する」
第11回 事実とともに感想や意見を作文にする
文頭と文末の呼応のさせ方
第12回 各自作文のテーマを決める 問題点 具体例
副詞・疑問詞との呼応
第13回 各自作文のテーマを決める 問題提起 具体例
第14回 各自作文のテーマを決める 文章構成を考えて作文を書く
「こと」を使う場合~副詞・疑問詞との呼応までのまとめ
【後期】
第1回 前期作文についての講評など
形が似ている助詞相当語
第2回 作文の基本 「地球温暖化」書き言葉としての文体と表現
状態述語とともに用いる助詞相当語
第3回 レポートの基本的な書き方 「地球温暖化」事実と意見を書き分ける
「は」と「が」の使い分け
第4回 レポートの基本的な書き方 「安楽死」読み手を考慮した書き方
対比の「は」と、主題化の「は」
第5回 レポートの基本的な書き方 「安楽死」立場を明確に示した書き方
「他動詞/使役形」と「自動詞/受身形」
第6回 レポートの書き方「仮想通貨」序論の書き方 問題設定
レポート・論文の中での使い分け
第7回 レポートの書き方「仮想通貨」序論と本論を書く
ル形・タ形・テイル形
形が似ている助詞相当語~レポート・論文の中での使い分けまでのまとめ
第8回 レポートの書き方「若者言葉」本論で書くこと 定義と分類
テイタ形・テイル形、テイル形・タ形
第9回 レポートの書き方「若者言葉」序論と本論を書く
指示詞の使い分け
第10回 レポートの書き方「歴史的視点」テーマの設定と段落構成
指示詞を使った定型表現
第11回 レポートの書き方「歴史的視点」作文を書く
レポート・論文でよく使われる接続詞・接続表現
第12回 レポートの書き方「日本語と母語との比較」体験と引用
間違えやすい接続詞
第13回 レポートの書き方「日本語と母語との比較」比較して書く
引用
第14回 まとめと総合作文・練習問題 文法や語彙関連のまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
作文のための資料収集と口頭発表の準備。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 25 | 課題作文と文法文型 |
期末試験(到達度確認) | 25 | 課題作文と文法文型 |
レポート | 20 | 課題に関する調査 |
平常点 | 30 | 授業参加度 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価は作文に関するものと文法文型などに関するものに分かれる。試験は中間試験と期末試験などを含めて4,5回、課題作文と文法文型小テストとして行う。
ただし出席率が70%に満たない場合は単位を与えない。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〇テキスト:小森万里・三井久美子『ここがポイント!レポート・論文を書くための日本語文法』
くろしお出版
〇テキストは大学生協で購入してください。