シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ロシア語(上級) | 2024 | 通年 | 木3 | 文学部 | 渡辺 賢一郎 | ワタナベ ケンイチロウ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-RU2-SR20
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
ロシア語
授業の概要
この授業は、ロシア語の初級を学習した学生を対象にしています。とはいっても履修者の習熟度はそれぞれ異なるでしょうから、それを踏まえて授業を進めていきます。前半は初級文法のおさらいをし、つぎに関係代名詞や仮定法、形動詞などを含んだ複文を理解し日本語に訳すことができるようにしていきます。読んでいくテキストはこちらで用意しますが、履修者の興味関心も聞きながらテキストにバリエーションを持たせたいと思います。ロシアの食文化に関する文章を読んだあとには、ロシアの食材の試食もしてみましょう。またロシアのアニメや映画などの鑑賞も行います。講座名は「上級」となっていますが、「初級」のあとのいわば「中級」です。気後れせずにチャレンジしてください。丁寧に指導していきます。
科目目的
この授業はカリキュラム上のC群外国語科目として位置づけられています。この科目の学習を通じて、学生が中級~上級レベルのロシア語に対する理解を深めるとともに、ロシア・ユーラシア地域の言語・歴史・文化・社会などに対する関心を高め、履修者各自の専門分野に還元されることを目的とします。また既習の諸言語(日本語、英語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国・朝鮮語、アラビア語など)との比較をとおして、言語とは何かを考えることも目的とします。
到達目標
すでにロシア語初級を学んだ学生を対象とし、これまでに学習した文法事項の確認を行ないながら、さまざまな表現を身に着け、活用できるようになることを目指します。辞書を用いて文章を正確に理解し、日本語にすることが目標です。
授業計画と内容
1 ガイダンス~ロシア語のゆたかな世界へ~
2 ロシア語初級のおさらい①名詞の格変化
3 ロシア語初級のおさらい②形容詞などの格変化
4 ロシア語初級のおさらい③数字を含む表現など
5 ロシア語初級のおさらい④動詞のさまざまなかたち
6 仮定法、移動動詞
7 関係代名詞
8 能動形動詞
9 受動形動詞
10 副動詞
11 受動態
12 比較級、最上級
13 ロシアの社会・文化①モスクワ
14 ロシアの社会・文化②サンクト・ペテルブルク
15 ロシアの社会・文化③シベリア
16 ロシアの社会・文化④ロシア料理
17 ロシアの社会・文化⑤ロシア文学
18 ロシアの社会・文化⑥ロシアのアニメ アナ雪の元祖 ロシア版「雪の女王」
19 ロシアの歴史①イヴァン雷帝
20 ロシアの歴史②ピョートル大帝とエカチェリーナ2世
21 ロシアの歴史③戦争と平和
22 ロシアの歴史④ロシア革命
23 ロシアの歴史⑤戦争は女の顔をしていない前編
24 ロシアの歴史⑥戦争は女の顔をしていない後編
25 ロシアの「いま」①ソチオリンピック
26 ロシアの「いま」②ロシアとウクライナ前編
27 ロシアの「いま」③ロシアとウクライナ後編
28 まとめ ※受講生の習熟度を見て進度の調整をする場合があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業前半の形動詞など新規文法は復習が重要です。教科書中の練習問題から指定したものを、毎回宿題として出しますので、取り組んで提出してください。文法を終えたあとは予習が必要です。各自辞書を用いて、ロシア語の文章を日本語にすることが求められます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業内での課題および宿題 40% 文章講読 60% |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
宿題は採点をして返却しますが、その返却時のコメントなどで個別指導します。また多くの履修者に共通して見られた誤りなどは授業内で説明して、理解の定着につとめます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
毎回授業のはじめに、ロシアに関する話題やみなさんが関心のある話題などについて、少し「おしゃべり」をしてから授業に入ります。みなさんの興味関心を教えて下さい。また普段からニュースやSNSなどでのロシア関連の話題にアンテナをはってほしいと思います。
授業におけるICTの活用方法
その他/実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
プリントを毎回配布します。辞書は木村彰一編『ロシア語辞典』博友社を購入してください。