シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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イスラーム概説 | 2024 | 前期 | 月4 | 文学部 | 飯塚 正人 | イイヅカ マサト | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-PE1-T004
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
アジアから北アフリカにまで及ぶ「東洋」に暮らす人々の大半が自分または隣人・隣国の問題として日常的に意識しており、「東洋」の広い範囲に共通の特徴を与えているイスラームとムスリムについて学習し、現代イスラーム世界の国々の政治経済や社会生活におけるイスラームの影響力・位置を含めて考察する。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の総合教育科目として位置づけられていることから、学生がこの科目での学習を通じて、世界人口の約4分の1を占めるイスラーム教徒(ムスリム)の国々の政治経済や社会生活におけるイスラームの影響力・位置に対する認識を深めるとともに、イスラームの教えそのものに対する基礎的な知識を習得することを目的としています。
到達目標
この科目では、以下を到達目標とします。
・イスラーム信仰の基本とその多様な展開について第三者に解説できるようになること。
・現代イスラーム世界の国々の政治経済や社会生活におけるイスラームの影響力・位置を論理的に説明できるようになること。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション:イスラームとムスリムが誤解されやすい理由
第2回 聖典クルアーンの思想
第3回 預言者ムハンマドの前半生
第4回 預言者ムハンマドの後半生
第5回 イスラーム世界の拡大とハワーリジュ派の出現
第6回 シーア派の成立と展開
第7回 ウラマーとイスラーム法学
第8回 スーフィズム(イスラーム神秘主義)とスーフィー教団
第9回 近代化への3つの道と「原理主義国」サウディアラビア
第10回 アイデンティティ複合とトルコの「世俗主義」
第11回 現代における「イスラム原理主義」
第12回 イスラーム法学におけるジハード論とアルカーイダ、ISIL
第13回 ムスリムの冠婚葬祭と日常生活
第14回 総括・まとめ・到達度確認
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | イスラームについての基礎知識を理解したうえで、ムスリムの歴史と現在を論理的・客観的な観点から説明できるかどうかを評価します。 |
平常点 | 30 | 毎回の授業後の課題提出状況を基準とします。オンライン録画での授業となる場合には、授業視聴後の課題提出状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
特定のフィードバックは行わないが、授業時間内に理解が進むよう工夫する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用しない。
参考文献は、飯塚正人『現代イスラーム思想の源流』、山川リブレット、2008年。