シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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主権国家の国際法/国際法A | 2024 | 前期 | 水4 | 文学部 | 中坂 恵美子 | ナカサカ エミコ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-IL1-T105
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
前期の授業である主権国家と国際法/国際法Aでは、国家の主権が強く作用する分野である、武力の行使、安全保障、主権と自決権などの問題、国家そのものやその管轄権の問題、領域など、国際法の基本的な問題を学びます。
科目目的
国際法は原則国家間の法ですが、わたしたち個人の生活に大きな影響を与えているものです。主権国家の国際法/国際法Aはグローバル社会と国際法/国際法Bとともに、各分野の具体的な事例を含めた法制度、さらに総論的に国際法の法としての特徴なども学び、皆さんが国内及び国際社会について考えるときに必要となる知識を増やすことを目的としています。
到達目標
武力行使や安全保障、自決権といった国際法の基本概念がわかるようになること。管轄権や領域に関するルールを知識として身につけること。
授業計画と内容
1.ガイダンス、国際法の基礎(テキスト 第1章)
2.武力行使禁止と自衛権( 第2章)
3.集団安全保障(第3章)
4.主権と自決権 (第4章)
5.国家・政府の誕生と内戦 (第5章)
6.国家管轄権 (第6章)
7.振り返りと小括
8.管轄権の制限 (第7章)
9.国家領域 (第8章)
10.領域使用(第9章)
11.海洋法の構造(第10章)
12.海洋開発 (第11章)<ゲスト講師>
13.振り返りと小括
14.総括・まとめ:主権国家と国際法
※ 振り返りと小括の回は、受講生からの質問に対する回答、受講生同士の討論や発表などを取り入れます。
※ ゲスト講師の回は予定であり、変更の可能性があります。また、順番も変更する可能性があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業では教科書のすべてを扱えないので、授業で扱わなかった部分は自分で学習してほしい。自習で理解できない部分があったら、積極的に質問をしてほしい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 今学期に学んだ範囲の国際法の問題について、教科書と授業で学んだことを正確に理解していること。 |
平常点 | 30 | 授業を理解し、自分なりに考えることができること。 ただし無断欠席が 5 回を超える者は成績評価の対象とならない。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
特に小括の回に、受講生からの質問への応答、討論を実施する予定である。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業中にresponで回答してもらうことがある。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト 山形英郎編『国際法入門 逆から学ぶ』第2版、法律文化社、2018年
この授業は毎回上記のテキストに基づいて行います。
その他特記事項
・前期授業「主権国家の国際法/国際法A」と後期授業「グローバル社会と国際法/国際法B」で国際法の主要分野をひと通り学習します。テキストも共通ですので、後期授業の継続を勧めます。
・上記の授業計画と内容に記載した実施回がずれることがあります。
・課題の回答やその他いただいた質問は、匿名で授業中に紹介することがあります。