シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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映画史/映画論A | 2024 | 前期 | 水5 | 文学部 | 山口 雅敏 | ヤマグチ マサトシ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-AS1-T201
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
映画の黎明期から現在に至るまでの映画史的な事実を参照しながら、映画の構成要素である「ショット」につて考察していきます。適宜、いくつかの作品を取り上げ、ショットの分析を試みる予定です。また、レポートを書いてもらうための作品鑑賞も行います。
科目目的
映画史的な知識はもとより、映画の技法なども確認しながら、映画とはどのような表現形式なのかを考えることで、現在の映画に対する批評眼を養うことを目的とします。
到達目標
映画史と映画技法に関する知識に基づいて、映画を分析できるようになることを目標とします。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 映画の「ショット」の基本技法
第3回 映画前史(映画の誕生までの歴史)
第4回 リュミエール兄弟の「ショット」
第5回 メリエスのトリック映画と「ショット」
第6回 ドイツ表現主義の「ショット」
第7回 グリフィスとドライヤーのクロースアップ 鑑賞1『ジャンヌダルク裁判』
第8回 ディープ・フォーカス ウェルズとルノワールの場合
第9回 ワンシーン・ワンショット(長回し) 鑑賞2『偉大なるアンバーソン家の人々』
第10回 主観ショットと客観ショット ヒッチコックを中心にして
第11回 移動撮影(カメラワーク)
第12回 シンメトリーの構図とフレーム内フレーム
第13回 小津のローアングルとジャームッシュの固定ショット
第14回 補遺 スラップスティック・コメディ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・授業で指定した映画作品をできる限り視聴してもらいます。
・アマゾン・プライムなどを利用して、古今東西の映画をできるだけ多く観てほしいです。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 70 | レポートを2本提出してもらいます。第1回のレポートは、こちらの指定した映画を映画館に観に行ってもらう予定です。第2回のレポートは、DVDなどで視聴可能な映画について書いてもらいます。 |
平常点 | 30 | 適宜、授業で取り上げた映画作品についてのコメントなどを提出してもらいます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献
蓮實重彦『映画論講義』東京大学出版
その他特記事項
・後期の授業と合わせて履修することが望ましいです。
・映画館に映画を観に行ってもらいます。
・YouTubやAmazon Prime Videoなどが視聴可能であることを前提とします。
参考URL
この授業は、仏文学専攻・語文コース系の教員が担当しています。
語文コースHP https://sites.google.com/g.chuo-u.ac.jp/futsubun-gobun/
語文コースブログ https://chuo-bun-futsubun-gobun.blogspot.com/