シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
入門・歴史 | 2024 | 前期 | 木4 | 文学部 | 吉岡 拓 | ヨシオカ タク | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-HT1-U104
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「歴史なんてやっていても役に立たないだろ」
旧友達と酒席を共にしていると、そんな言葉をかけられることがあります。なるべく短い時間・労力で、いかに大きな成果をあげるかが企業人である彼らの価値観なのであり、そんな彼らからすれば、歴史を含めた人文科学系の学問は、有用なものではないように見えるようです。近年の大学改革のうねりの中で文系学部の改革・縮小が唱えられているのも、上のような価値観の浸透と無関係ではないでしょう。
本講義は、そうした歴史学をとりまく現代の環境にも留意しながら、歴史を学ぶことの意味を考えていくための入門授業です。ある特定の人物や事件に興味があるから、現代社会に生じる様々な問題を解決していく上で歴史を学ぶことが大切であると考えているから、あるいは、知識として知っておきたいからなど、歴史を学ぼうとする動機は様々だと思います。授業では、そうした個々人の歴史を学ぶ動機はさておき、歴史を学ぶ、あるいは、歴史を研究していく上で認識しておくべき前提について、様々な角度から考えていきます。
科目目的
上に同じ。
到達目標
①歴史学という学問への性格を理解し、それを説明することができる
② ①を通じ、物事を多角的かつ論理的に考える力を養うことができる
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 歴史学誕生前史
第3回 歴史学の誕生
第4回 ランケ歴史学を批判する
第5回 マルクス主義歴史学
第6回 社会史
第7回 歴史と事実
第8回 歴史と事実(2)
第9回 「正しい歴史」とは何か
第10回 邪馬台国論争
第11回 鎖国
第12回 竹島
第13回 南京事件
第14回 総括 -論点の整理と議論-
※進捗状況などで変更の可能性があります。履修の際は、この点、注意ください
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 70 | 課題内容に沿ったレポートを作成できているかどうか。 |
平常点 | 30 | 授業内容を理解できているかどうか。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
毎授業ごとの課題に取り組んでもらうこともアクティブ・ラーニングの範疇であると考えております。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
歴史研究を長らくやってきました。これもまた実務。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務経験に則り、シラバスに記載のない方法で成績評価を行う場合があります。
テキスト・参考文献等
授業内で適宜指示します。
その他特記事項
質問や相談のある方は、manabaの個別指導コレクションからご連絡ください(掲示板は使わないようお願いします)。