シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
出国留学漢語培訓(2)[留学のための中国語(2)] | 2024 | 後期 | 水3 | 文学部 | 豊嶋 裕子 | トシマ ユウコ | 1~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-CH3-WC84
履修条件・関連科目等
中国語圏からの留学生の履修は認めない。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業は、中国語学習の初級課程を一通り終えた人を対象に、テキストの学習を通じて、中国の文化・社会などについての理解を深めながら、「読む・書く・聞く・話す」能力の総合的向上をめざす。
各課のタイトルは全て問題提起になっており、本文の読解を通じて、その問題に対するある程度の解答やヒントが与えられ、その上で最後にさらに学習者に質問を投げかけるという構成になっている。
まず、各自が「新出語句」の語釈や辞書を参考にして、本文の正確な日本語訳を作成し、授業で発表し、添削する。次に、「文法のポイント」「練習問題」の学習を通じて知識を定着させる。さらに一歩進めて、各自がタイトルで提起された問題について関連書籍やウェブサイトで調べ、情報や意見を交換し、自分の考えや経験を発表できるような訓練も行いたい。
科目目的
留学生活に必要な日常会話、および読み書きの能力を高めると同時に、中国の文化・社会などについての理解も深め、異文化コミュニケーションを可能にすることを目的とする。
到達目標
より具体的には、HSK5級~6級の能力(聞き取り、読解、作文の合計点6割以上)を身につけることを目標とする。
授業計画と内容
第1回 シラバス確認。授業内容・履修上の注意などの説明。前期の学習内容の復習と確認
(シラバスとテキストの第7課を参照しながら、授業の進め方、必要な予習・復習の時間や方法などについて詳細を説明)
第2回 第7課「中国人は家で『ありがとう』と言わないというのは本当か」本文の学習
(新出語句・本文の発音練習。本文の日本語訳と解説)
第3回 第7課文法のポイント。練習問題。復習小テスト
(ポイントの例文の発音練習と日本語訳。聞き取りを含む総合練習。習得度の確認)
第4回 第8課「中国人はなぜいつも言い訳をするのか」本文の学習
(新出語句・本文の発音練習。本文の日本語訳と解説)
第5回 第8課文法のポイント。練習問題。復習小テスト
(ポイントの例文の発音練習と日本語訳。聞き取りを含む総合練習。習得度の確認)
第6回 第9課「食事の習慣で中国人と日本人にはどんな違いがあるのか」本文の学習
(新出語句・本文の発音練習。本文の日本語訳と解説)
第7回 第9課文法のポイント。練習問題。復習小テスト
(ポイントの例文の発音練習と日本語訳。聞き取りを含む総合練習。習得度の確認)
第8回 第10課「なぜ中国人は何でも質問するのか」本文の学習
(新出語句・本文の発音練習。本文の日本語訳と解説)
第9回 第10課文法のポイント。練習問題。復習小テスト
(ポイントの例文の発音練習と日本語訳。聞き取りを含む総合練習。習得度の確認)
第10回 第11課「中国人は肉親の情をすごく重んじるというのは本当か」本文の学習
(新出語句・本文の発音練習。本文の日本語訳と解説)
第11回 第11課文法のポイント。練習問題。復習小テスト
(ポイントの例文の発音練習と日本語訳。聞き取りを含む総合練習。習得度の確認)
第12回 第12課「中国人は日本を一体どう思っているのか」本文の学習
(新出語句・本文の発音練習。本文の日本語訳と解説)
第13回 第12課文法のポイント。練習問題。復習小テスト
(ポイントの例文の発音練習と日本語訳。聞き取りを含む総合練習。習得度の確認)
第14回 第7~12課の総合的な到達度確認
(これまでの学習内容の総確認とまとめ)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
朗読音声を聞きながら、本文・例文をノートに写し、「新出語句」の語釈や辞書を参考にして、自分で日本語訳を書いてくること。
聞き取りを含む練習問題も、授業前に自分で解答案を書いておくこと。
(授業内で発表し、各自添削してもらいます。音声ファイルはテキストに記載されているURL・QRコードからダウンロードできます。)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 50 | 読解、語彙、文法理解など、主に「読む・書く」能力について到達度を確認します。発音評価の補助的手段として、ピンインも声調符号を含めて正しく書けることが求められます。 |
平常点 | 50 | 授業内での発表(発音・翻訳等)および口頭試問、小テストの点数によって総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
パソコン、スマートフォン等からもインターネットに接続して授業内で活用します。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
<テキスト>
李軼倫 著『そうだったんだ!中国 〜慧眼看中国〜』金星堂、2021年
(ISBN:978-4-7647-0721-4)
<推奨辞書>
北京・商務印書館/小学館 共同編集『中日辞典 第3版』小学館、2016年
相原茂 編集『中日辞典 第三版』講談社、2010年
伊地智善継 編『中国語辞典』白水社、2002年/web上で提供(https://cjjc.weblio.jp/cat/cgkgj)
中国社会科学院语言研究所词典编辑室 编《现代汉语词典(第7版)》北京 商务印书馆、2016年
その他特記事項
豊嶋裕子(としまゆうこ)メールアドレス
apyuzee@yahoo.co.jp