シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドイツ語科教育法2/ドイツ語科教育法Ⅱ | 2024 | 後期 | 月3 | 教職 | チジャック、オルガ | チジャック、オルガ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC3-A228
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ドイツ語の授業を立案・実施し、自らの授業を振り返って改善につなげていくことができる能力を養う。
秋学期は、4 技能を支える音声、文字、語彙・表現、文法の指導について基本的な知識と技能を身に付けるとともに、授業の組み立て方や指導案の作成、学習の評価についてとりあげる。また、授業見学(Hospitation)や模擬授業の立案・実践・分析作業をとおして、教育実習までに身につけておきたい様々な技能を習得する。
科目目的
この科目は、教職課程において各教科の指導法に位置付けられており、当該教科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された当該教科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付けることを目的とします。
到達目標
・ドイツ語教育に関する理論と実践を往還しながら、中学校および高等学校におけるドイツ語の学習・指導に関する知識と授業指導の基礎を身に付ける。
・実践力のあるドイツ語科教師をめざすために必要不可欠な語学力と背景知識を身に付け る。
・来年度の教育実習を見据えて、春学期に学んだ様々な教授法、4 技能 5 領域の指導、教材研究等を活かして、授業を立案・実践することができる。また、自らの授業を省察し、よりよい授業へと改善することができる。
・外国語教育に関わる諸科学(言語習得、学習動機など)を理解し、授業指導に生かすことができる。
授業計画と内容
第1回: 言語習得研究(1)理論的基盤1
第2回: 言語習得研究(2)理論的基盤2
第3回: 学習者中心の学習環境とは
第4回: 自律学習、協調学習
第5回: Hospitation(1)授業見学
第6回: Hospitation(2)授業分析とディスカッション
第7回: 教材開発演習(1)学習目標とレベルに合った教材
第8回: 教材開発演習(2)様々なメディアを用いた教材
第9回: 試験問題の作成
第10回: シラバスの作成
第11回: カリキュラムのデザイン
第12回: 模擬授業の立案と指導案等の作成
第13回: 模擬授業の実践と講評(ケース1)
第14回: 模擬授業の実践と講評(ケース2)
*実施形態によって、各回の内容を入れ替えることがあります。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回で課題が出た場合には必ず取り組むこと(課題例:文献の講読、視聴覚映像の観察・分析、教材分析、教材作成のための作業など)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
レポート | 50 | 提出課題と学期末レポート |
平常点 | 50 | 授業中の課題への取り組みと発表 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業中の課題への取り組みと発表(50%)、提出課題と学期末レポート(50%)
※提出課題と学期末レポートは、添削した上で返却する。
※半期に4回以上欠席した場合、無断欠席や虚偽の理由による欠席をした場合、課題やレポートを提出しなかった場合は、E判定とする。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
2007年から大学、高校などでドイツ語授業を担当している。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
ドイツ語を教えてきた経験に基づき、この科目を担当する。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
・中学校学習指導要領解説 外国語編 (必読)
・高等学校学習指導要領解説 外国語編 (必読)
【参考書・参考資料等】
・Neuner, Gerhard, Hunfeld, Hans (1993) Methoden des fremdsprachlichen Deutschunterrichts:
Eine Einführung. Langenscheidt.
・Schart, Michael, Legutke, Michael (2012) Lehrkompetenz und Unterrichtsgestaltung (DLL 1),
Langenscheidt.
・ Steinig, Wolfgang; Huneke, Hans Werner (2015), Sprachdidaktik Deutsch - Eine Einführung, ESV.
・ Rösler, Dietmar (2023), Deutsch als Fremdsprache - Eine Einführung, J.B. Metzler.