シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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商業科教育法2/商業科教育法Ⅱ | 2024 | 後期 | 火5 | 教職 | 梶 寛治 | カジ ヒロハル | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC3-A222
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本講では、わが国におけるこれまでの商業教育の歴史をたどり、今日の商業教育の目標・内容・指導方法などについて研究と学習を行う。 更に、本講は商業科教員の資格を取得するために設けられた必須科目である。商業教育の歴史を踏まえ、商業教育の意義、必要性を論じ、商業教育の内容を検討し、指導法を実践的に学ぶ、商業科教育の現状とこれからの商業教育の課題について研究し、解決方法をさぐる。講義形式を主とする
学習指導案の作成・授業演習を実施する。受講者とコミュニケーションをはかり、発言、質問、要望などを取り入れて進めたい。 実践的学習として、学習指導案作成と授業演習を予定している。 授業演習は全員が「ビジネス基礎」の内容について25分程度の模擬授業を行う。
科目目的
この科目は、教職課程において各教科の指導法に位置付けられており、当該教科における教育目標、育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された当該教科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付けることを目的とします。
到達目標
「商業科指導法1」に続く講座である。 将来、商業科教員として教育実践できることを目標としている。この目標を達成するために、商業科教員としての資質の向上を目指す。さらに、商業教育に関する十分な知識、指導能力を身に付け、商業科教員としての望ましい態度を会得できるよう実践的な学習を行う。
授業計画と内容
【この授業は対面式で授業を行います】
第1回:学習指導案作成について
第2回:授業力向上を目指す授業研究
第3回:年間指導計画作成と効果的な授業法(教壇・声)(情報機器及び教材の活用)
第4回:効果的な授業法(黒板・板書)(情報機器及び教材の活用)
第5回:模擬授業と効果的な授業法(机間指導)(情報機器及び教材の活用)
第6回:模擬授業と効果的な授業法(ノート指導他)(情報機器及び教材の活用)
第7回:模擬授業と学習指導案作成方法(情報機器及び教材の活用)
第8回:実際の学習指導案作成、まとめ
第9回:指導上のポイントと留意点: ビジネス基礎、マーケティング
第10回:指導上のポイントと留意点: ビジネス経済
第11回:指導上のポイントと留意点: 財務会計I、原価計算
第12回:指導上のポイントと留意点: ビジネス情報、情報リテラシー教育
第13回:新しいタイプの商業高校
第14回:商業教育の現状・都道府県の先進的改革事例、魅力ある商業教育の推進、統括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 設問に正対し、講義内容を理解し、自分の意見を述べていることで到達度を判定する |
平常点 | 40 | 授業への参加及び授業中の熱意 |
その他 | 20 | 模擬授業演習における準備および完成度 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
東京都立商業高等学校において、教諭、副校長、校長として勤務
現在、東京都教職員研修センターで教授として勤務
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
商業教育の指導に携わってきた経験を生かし、商業教育の基本的な知識、手法と活用の考え方について講義を行う。
テキスト・参考文献等
(テキスト)
文部科学省『高等学校学習指導要領解説、商業編』(平成22年5月実教出版)
原則、パワーポイントを利用して授業を進める。その際、使用するスライドのコピーを配布するので、事前・事後に必ず学習すること。
(参考文献・資料)
笈川達男著 『商業教育の歩み:現状の課題と展望』(実教出版) 産業教育振興中央会編『高等学校産業教育ハンドブック:産業教育・職業教育の充実と理解のために』(実教出版) 産業教育振興中央会編『月刊 産業と教育』(実教出版) 他、必要に応じて授業で紹介する。