シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特別支援教育の基礎 | 2024 | 後期 | 金4 | 教職 | 木村 祐子 | キムラ ユウコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
QC-TC2-C101
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
学校という場には様々な子どもが在籍している。国際的にはインクルーシブ教育という言葉が登場し、障害のある子どもを含む多様な子どもたちとの共生が課題となってきている。日本においても障害のある子どもの教育は、従来の特殊教育から特別支援教育へと2007年に制度が改正され、発達障害という新しい障害がその対象となった。本授業では、これらの状況を踏まえ、インクルーシブ教育の国際的な流れや障害のとらえ方を学び、子どもの学習上または生活上の困難について知り、個別の教育的ニーズに対応していくための知識及び支援方法を理解していく。
科目目的
この科目は、教職課程において教育の基礎的理解に関する科目の一つとして位置づけられており、生徒の学習上または生活上の困難を理解し、個別の教育的ニーズに対して、他の教員や関係機関と連携しながら組織的に対応していくために必要な知識や支援方法を理解することを目的とします。
到達目標
多様な子ども一人一人が学校と社会にインクルージョンできるよう、インクルーシブ教育の国際的な潮流と、障害のある子どもや特別なニーズのある子どもの生活上・学習上の困難を理解し、保護者と他の機関、学校全体で連携して対応していくために必要な知識と支援方法を理解することを目標とする。
授業計画と内容
第1回: インクルーシブ教育の理念
第2回: 特別支援教育に関する法制度
第3回: 特別支援教育の実際(グループワークを含む)
第4回: 障害による学校での困難についての理解~障害当事者の声を聴く①
第5回: 特別の支援を必要とする子どもの障害とそれに伴う困難の特性
第6回: 特別の支援を必要とする子どもの心理的特性と学習の過程
第7回: 各国の障害のある子どもの教育と支援方法
第8回: 日本の障害のある子どもの教育と支援方法
第9回: 通級指導教室の実際と活用方法および自立活動の教育課程上の位置づけと内容
第10回: 個別の指導計画及び教育支援計画の作成意義と実際
第11回: 障害のある子どもの生活を支える学校体制
第12回: 共生社会構築のための学校教育改善のあり方~障害当事者の声を聴く②
第13回: 特別な教育的ニーズと外国籍児童・生徒及び子どもの貧困問題
第14回: まとめと総括討論
定期試験
※実施形態によって、各回の内容を入れ替えることがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 60 | ・授業内容を踏まえている ・課題を正しく理解している ・自分の論を展開している |
平常点 | 40 | 毎回の課題の提出状況と内容の適切さ。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
池田賢市『学びの本質を解きほぐす』新泉社