シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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司法・犯罪心理学/犯罪心理学 | 2024 | 後期 | 火1 | 文学部 | 西中 宏吏 | ニシナカ ヒロフミ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
LE-CY3-P635
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
犯罪心理学が関わるテーマを幅広く扱います。我が国の、司法システムや関係する法律・制度、犯罪心理学の諸理論、犯罪者に対するアセスメントや処遇、被害者の支援などについて講義を行い、必要に応じてディスカッションの時間を設けます。
科目目的
我が国の司法システムや関係する法律・制度、犯罪心理学の諸理論について理解し説明できるようになること、司法・犯罪領域における公認心理師の業務について理解しその基礎を身につけることを目的とします。
到達目標
・非行や犯罪が生じるメカニズムを説明できる。
・非行や犯罪における被害についての説明ができる。
・非行や犯罪に関連する制度と法律を説明できる。
・非行や犯罪について司法・犯罪心理学の観点から読み解くことができる。
授業計画と内容
第1回 導入-司法・犯罪分野における心理学と心理専門職-
第2回 司法・犯罪分野に関する制度と法律
第3回 非行や犯罪が生じるメカニズムの理解(1):生物学的要因
第4回 非行や犯罪が生じるメカニズムの理解(2):社会学的要因
第5回 非行や犯罪が生じるメカニズムの理解(3):心理学的要因
第6回 犯罪者のリスク・アセスメントおよびリスク・マネジメント
第7回 犯罪者処遇(1):施設内処遇
第8回 犯罪者処遇(2):社会内処遇
第9回 犯罪者処遇(3):少年の処遇
第10回 家事事件の心理学
第11回 被害者支援
第12回 精神鑑定
第13回 医療観察制度
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回で提示する事前・事後の課題に取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 到達目標の達成の程度を評価します。 |
平常点 | 50 | 授業への参加・貢献度,受講態度(responへの回答等)の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件:出席率が70%に満たない者,レポートを提出しない者についてはE判定とします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
各回の冒頭に講評と解説の時間を設ける。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
responを使い,学生の反応を把握しながら授業を進めていく。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
精神鑑定において、心理検査やリスクアセスメントを実施してきた。また、精神科外来クリニックにおいて,犯罪経験のある者を対象に再犯防止を目的とした心理学的アプローチの実務に携わってきた。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
司法・犯罪分野における具体的な実務内容や心理学的アプローチで用いたテクニック等について紹介する。
テキスト・参考文献等
<テキスト>
講義で配布するレジュメ等の配布資料
<参考文献等>
原田隆之編『公認心理師ベーシック講座 司法・犯罪心理学』,2022年(講談社サイエンティフィック)ISBN:978-4-06-517486-9
※その他,各回に適宜,関連する参考文献等を紹介する。
その他特記事項
わが国の司法・犯罪分野の心理学の実践に関する専門的知識と犯罪心理学の観点から読み解く力を深めることが目的であり,興味本位に特異な犯罪事例を取り上げるような特論的な内容ではない。
参考URL
https://researchmap.jp/nishinakahirofumi