シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 国際会計論 | 2026 | 秋学期 | 火3 | 商学部 | 辻󠄀野 幸子 | ツジノ サチコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AU4-12XL
履修条件・関連科目等
この科目は、2年次配当の「国際会計入門」を受講していることを前提としています。「国際会計入門」を受講していなくても受講可能ですが、本科目と「国際会計入門」の両方を履修することで主要なIFRS会計基準を包括的に学ぶことができる構成となっています。
本科目はIFRS会計基準についての科目であるため、簿記の基礎的な知識を有していることを前提としています。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現在、世界中で広く用いられているIFRS会計基準の主な定めのうち、2年次配当の「国際会計入門」で扱わなかった項目を中心に学習します*。授業においては、単に基準の概要だけでなく、その背景にある考え方や制定の背景にも焦点を当て、理解を深めます。また、教員の実務経験を踏まえ、IFRS会計基準の定めを実際の企業活動に適用する場合の影響や留意点などについても解説します。
*「国際会計入門」で扱った項目のうち、収益認識やリース等については、第12回および第13回に復習項目として基礎的な内容を取り上げる予定です。
科目目的
この科目は商学部分野別専門科目会計系に位置付けられています。
現在、IFRS会計基準は世界140か国以上(任意適用を認めている国も含めると、160か国近く)で採用されており、グローバルな見地から会計について議論する際には、IFRS会計基準の内容を十分に理解していることが求められます。また、日本においても、任意適用企業数が増加している中(2025年10月末現在、293社)、IFRS会計基準の理解は、任意適用企業の経営者及び経理担当者だけでなく、財務諸表の利用者、規制当局、監査人等、会計に携わる様々な立場の人にとっても重要なものとなっています。国際的な会計基準との比較可能性の観点から、IFRS会計基準は日本の会計基準の開発にも大きな影響を及ぼすようになっており、IFRS会計基準を学ぶことは、今後の会計基準を考え、理解するための基礎にもつながります。
本講義は、IFRS会計基準の全般的な考え方および財務諸表の構成について理解を深めるとともに、IFRS会計基準の個別論点うち「国際会計入門」で扱わなかった項目(例:金融商品、外貨換算、連結、企業結合、株式に基づく報酬等)を中心に、これらに関する会計原則やその背景にある考え方を習得することを目的としています。
到達目標
以下を目標とします。
・ IFRS会計基準の概念フレームワークについて、概要を理解している。
・ IFRS会計基準における基本財務諸表について理解している。
・ 本科目の範囲に含まれる企業の取引や事象について、
ー IFRS会計基準上の基礎的な取扱いを理解している。
ー IFRS会計基準の基礎的な用語(英語での用語を含む)が分かる。
授業計画と内容
テキスト及びレジュメを用いて、以下の内容について学習する予定です。
第1回 オリエンテーション
IFRS会計基準の概要と特徴、概念フレームワーク
第2回 概念フレームワーク(続き)
第3回 IFRS会計基準における財務諸表
第4回 IFRS会計基準の初度適用
外貨換算
第5回 金融商品(1)定義、分類と測定
第6回 金融商品(2)認識と認識の中止、減損
第7回 金融商品(3)デリバティブ、ヘッジ会計
第8回 株式に基づく報酬
第9回 連結財務諸表
第10回 関連会社、共同支配の取決め
第11回 企業結合
第12回 その他の主な規定(1)収益認識を中心に
第13回 その他の主な規定(2)リースの借手の処理等を中心に
第14回 総括・まとめ
授業計画は、シラバス作成時点のものであり、授業の進み具合等に応じて適宜変更する可能性があります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
毎回の授業後、テキスト及びレジュメを見直し、授業内容の理解を深めるようにしてください。授業内容の復習に役立てるため、毎回、事後課題としてmanabaの小テストを実施します(これが平常点となります)。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 60 | 授業で扱ったIFRS会計基準の考え方及び主要な基準の内容を理解できているかについて確認します。 |
| 平常点 | 40 | 主に、毎回の事後課題(小テスト)の提出とその成績に基づき評価します。 毎回の授業参加の積極性・貢献度も考慮します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
平常点の比率が高いため、毎回、事後課題(小テスト)を期限内に提出することが必要となります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
毎回の授業後、テキスト及びレジュメを見直し、授業内容の理解を深めるようにしてください。授業内容の復習に役立てるため、毎回、小テストによる事後課題を課します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
理解度の確認や意見発信・他者意見確認のため、Respon のクリッカーやアンケート機能等を適宜用いながら授業を進める予定です。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業中に理解度チェックや意見発信・他者の意見確認のため、Responのクリッカー・アンケート機能などを利用することを予定しているため、PC、タブレット端末、スマートフォン等を持参してください。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
公認会計士。
1994年10月から2025年3月まで、監査法人にて、会計監査や会計アドバイザリ-業務のほか、長年にわたり法人の品質管理業務に従事し、会計基準等の情報収集・提供業務、研修・セミナー講師、執筆活動などを行う。また、公認会計士として、公認会計士試験試験委員(財務会計論、2017年12月-2021年1月)、企業会計基準委員会(ASBJ)の収益認識専門委員会専門委員、日本公認会計士協会(JICPA)が設置する各種委員会の委員などに従事。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
会計基準そのものの解説に加え、公認会計士としての実務経験や基準設定等に関与した経験を踏まえ、会計基準の背景にある考え方や実務への影響などにも触れつつ授業を行います。
テキスト・参考文献等
【テキスト】
・「論点で学ぶIFRS会計基準」山田辰己、有限責任 あずさ監査法人(新世社)
上記テキストのほか、教員が作成するレジュメを用いる予定です。
【参考文献】
シラバス作成時の情報であるため、最新版が出ている場合はそちらを利用して下さい。
その他、必要に応じて、お知らせします。
・「しくみ図解IFRS会計基準のポイント」あずさ監査法人編(中央経済社)
・「IFRS会計基準2025<注釈付き>」IFRS財団/企業会計基準委員会(中央経済社)
・ IFRS財団のウェブサイト(https://www.ifrs.org/)
・「エッセンシャルIFRS(第8版)」秋葉賢一(中央経済社)
・「IFRS会計学基本テキスト(第8版)橋本尚・山田善隆(中央経済社)
その他特記事項
ソフトウェアの利用なし