シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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体育実技1\体育実技2(シーズンコース・スキー) | 2024 | 冬季集中 | 他 | 理工学部 | 小峯 力 | コミネ ツトム | 1年次配当 | 1 |
履修条件・関連科目等
教職の免許状を取得するためには「体育実技1」または「体育実技2」と、「スポーツ科学」または「生涯スポーツ科学」との2つの履修が必要です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
スキーは、白銀の世界で思いのシュプールを描き、他のスポーツでは得られない面白さが味わえ、生涯にわたって続けることが可能であることも知られ、健康管理の一環として魅力的なスポーツである。
本授業では、上手・下手にとらわれることなく、大自然の雪山でスキーの醍醐味を楽しんでもらいたい。また、本授業では、自然に対する知識と安全性についての認識を深め、スキーを楽しむために必要な技術の習得、および普段の生活では得られない運動量の確保をねらっている。さらに、本授業に集う人達との交流を深め、充実した4泊5日の集団生活を体験してもらいたい。
なお、スキー板はノーマルスキーあるいはカービングスキーなどのアルペン用を使用し、スノーブレードやスノーボードは扱わない。
科目目的
健康保持・増進を目的とした生涯スポーツの一環として、安全にスキーの楽しさを味わい、技術の向上を図る。
本科目は、学生が学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)で示す卒業するにあたって備えるべき知識・能力・態度のうち、主にコミュニケーション力、組織的行動能力、多様性創発力を修得することを目的としています。
到達目標
この科目では以下を到達目標とします。
・情報収集し、取捨選択した上で、わかりやすく伝え、参加者の理解を得ることができる。
・チームの中で自分の役割を自覚でき、お互いの信頼関係を築くような行動がとれる。
・多様性を受け入れ、複数人の協働により成果を得ることができる。
授業計画と内容
1)「講義」準備教育:教室でのガイダンス(概要と要網)指導法を学ぶ
2)「講義」スキーを取り巻く自然環境、障碍者スキー、スノースポーツの現状と課題
3)「講義」スノースポーツの特性を理解し、野外教育活動としての方法論を学ぶ
4)「講義」自らの安全を確保するために、起こりうる障害とその予防を把握する
5)「講義」スキーゲレンデにおける注意(留意)事項を学習しておく
6)「実技」スキルレベル別班編成、環境とスキーに慣れる
7)「実技」大回りターンにてポジション確認
8)「実技」初級:リフトを使う 中・上級:大回りターンにて姿勢、スタンス確認
9)「実技」プルークボーゲン 中・上級:大回りターンにて荷重と角付け変化対応
10)「実技」ショートスキーでプルークボーゲン 中・上級:大回りターン(急斜面)
11)「実技」ボーゲンからプルークターン 中・上級:ターン弧の深さコントロール
12)「実技」プルークからシュテムターン 中・上級::小回りターンの姿勢動作確認
13)「実技」長い距離を滑る 中・上級:ターン弧・身体各部の協調運動をチェック
14)「実技」左右脚の交互操作 中・上級:リズムの変化と運動によるターン対応
15)「実技」斜面変化に対するプレーく利用 中・上級:不整池小回りウエーデルン
16)「実技」パラレル(長距離) 中・上級:ショートスキー
17)「実技」安全に様々な斜面対応 中・上級:初心者への指導
18)「実技」初・中・上級:斜面変化に対応しながらの長距離移動
19)「実技」初・中・上級:自然環境を観察しながらの長距離移動
20)「講義」初・中・上級:習得すべき知識についての筆記テスト
21)「講義」ビデオ映像による実技ワークショップを行う
22)「講義」各レベルに応じて学習内容を振り返り、自らの課題抽出しておく
23)「講義」同一グループメンバーに自らのスキルについて他者評価を得ておく
24)「実技」総合滑走(ゲレンデツアー)
25)「実技」ビデオ撮影(動作解析)
26)「実技」初・中・上級:各班にてフォーメンションスキー
27)「実技」理解度の確認と解説(質疑応答を含む)
28)「講義」実習の振り返りとまとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
スキーに必要な体力トレーニングを積んでおいてください。詳細については、準備教育の際に確認します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。個別の指示がない限りは、特に必要ありません。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 30 | 実習後のレポート課題 |
平常点 | 70 | 授業参加への積極性 |
成績評価の方法・基準(備考)
ルーブリックを用いた成績評価を行います。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
1)公益財団法人全日本スキー連盟:日本スキー課程、山と渓谷社、2023
2)公益財団法人全日本スキー連盟:日本スキー教程安全編、山と渓谷社、2023
その他特記事項
・心臓メディカルチェック(1年次)と毎年4月上旬に行われる定期健康診断(履修年度)を受診していること。
・準備教育は、必ず出席すること。
(2023年度実績)
・実施場所:長野県下高井郡山/内町志賀高原スキー場
・宿泊場所:長野県下高井郡山/内町志賀高原蓮池ホテル「五郎兵衛」
・集合日時:2月19日 13時 現地
・解散日時:2月23日 13時 現地
・参加費:29,300円(宿泊費28,800円―朝・昼・夕食付、保険代500円)-(大学補助3,000円)
・リフト代:エリア券(2日間)8,000円、全山共通(1日券)7,500円、全山共通回数券2,400円~6000円
・レンタル・スキーセット:カービングスキーセット4日間6,000円、スキー板のみ1日800円、スキーブーツのみ1日800円
・レンタル・スキーウエア:レンタルウェア4日間5,000円、ヘルメット4日間1,200円
小物類(帽子、ゴーグル、グローブ)3点セット 4日間各3600円
・交通費:バス 往復(各社金額が異なりますので自己選択して下さい)
※ 2024年度の参加費については、確定次第お知らせします。
なお、履修確定後にキャンセルを申し出た場合、参加費の一部の負担をしていただくことがあります。