シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| グローバル・プロフェッショナル・プログラムB2(リージョナルスタディ/アジアⅡ) | 2026 | 秋学期 | 木5 | 商学部 | 山本 明 | ヤマモト アキラ | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-GL2-14XP
履修条件・関連科目等
リージョナルスタディ/アジアⅠ・Ⅱはセット履修科目です。プログラム履修宣言は「GPP(グローバル・プロフェッショナル・プログラム)」に自動で登録されます。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「外」国人問題が、今年フォーカスされました。ところが、2024年日本で暮らす外国人は376万人(都道府県人口ランキングだと北海道に次いで10位)、何より国籍は196か国に及びます。訪日外国人旅行客は3687万人に達し、政府は2030年に6000万人を目指しています。すでに日本は多文化共生社会となっているのです。もはや「外」と「内」の二項対立モデルでは職場や生活の現場で協働していくのが困難になる一方です。そこで皆さんに獲得してもらいたいスキルは2つ。第一に異文化コミュニケーション能力を身につけること。第二に自己の表現能力を高めることです。
第一の異文化コミュニケーション能力とは、多様な他文化への知識を増やすことではありません。もう一人の自分を作ることです。いま生きにくいとしたら、一つの視点に囚われてそれがあたりまえだと思っているからかもしれません。自分の視点のバイアス(無意識の偏見)に気づき、もう一つの視点を作ることでより自由に、楽になるためのワークショップを重ねます。
過年度は、中国西安のイスラム教徒集住地域を訪れて(オンライン)、漢族との共生の様子を説明していただき、外国につながる子供たちの教育支援をしている多文化共生センター東京をゲストスピーカーにお招きしてディスカッションをし、カンボジアにある貧困家庭の子女の教育授産施設を訪れて(オンライン)、経営する日本人や現地の方々との交流等を行いました。
事前学習で多文化共生の様相を理解し、準備した質問をぶつけてみます。問題点と改善法のモデルを体験していただきます。それを通じて、もう一人の自分を作ってください。将来の職業として選択肢にある分野に関しても、現地における状況について情報収集してください(日本語でコミュニケーションがとれますので、どんどん深堀りしてください)。
また、海外の映画を日本に、日本映画を海外に、制作・配給する会社の映像部門前責任者に、どのような海外のコンテンツであれば日本でヒットし、またどのような日本のコンテンツであれば海外でヒットするか、どのようなプロモーションをすれば現地適合化した認知を引き出すことができるか等を説明していただき、質問をぶつけることで、異文化コミュニケーション能力を体感することになります。
第二の自己の表現能力の向上については、ディベート、毎回のディスカッション、そしてなにより自由にテーマを決め、プレゼンをすることで、情報のインプットからアウトプットに到るスキルを身に着けていってください。
これまでの受講者のみなさんは、自分の進路や関心領域を深堀することで、自分が必要とするテーマを探し当てました。更に担当教員と打ち合わせを3.4度行うことで、先行研究の利用の仕方やプレゼンのつくりこみ方を身につけました。なにより、プレゼンを通じて、もう一つの視点を作っていきました。
過去のプレゼンテーマは以下のように多岐にわたります。「BOPビジネスと日本語教育」「フィリピンにおける水・衛生分野における住民参加型開発」、「海外に学ぶ食品ロス削減プラン」、「海外に学ぶファッションロス削減プラン」「中小企業金融支援システムの国際比較」、「テレビ広告から見る日中女性観比較」、「ボストン美術館でのキモノ・ウェンズデー事件からみる文化摩擦モデル」、「「ヒロアカ」炎上事件から見る文化摩擦」、「日本人の若者に対する海外一人旅の新たなスタイルの提案」、「保険制度の国際比較」、「国際比較から見た教育格差問題の改善案」、「KーPOPアイドルの魔の7年の克服プラン」、「日本剣道普及プラン」等々。
異文化摩擦に起因する問題を体感し、解決策を模索するプロセスを通じ、文化摩擦が生ずる原因と事例のパターンを理解し、多様性を排除するのではなく共に楽しみ、自己の変化・成長につなげられる体験をしてみましょう。
科目目的
プログラム科目に設置されたPBL型の科目は、商学部アドヴァンスト科目に位置付けられていることから、様々な分野において、多様性を理解・尊重し、柔軟な適応力・総合的な判断力・確かな実践力を身に付け、他者と協働する力を養うことを目的とします。
異文化コミュニケーションスキルを証明する実績を積み、プレゼン、ディスカッション、ディベートを通じ自己の表現能力への自信を得る。
到達目標
オンラインでの海外現地調査や、各種の業界で活躍するトップ人材との交流を通じて、異文化交流の成功モデルを体験し、自身のキャリアプランを構築する。
授業計画と内容
(秋学期)
1. 自身のアンコンシャスバイアスを洗い出すワークショップ
2. 文化摩擦の類型分析と要因分析
3. プレゼンテーション (9)ープレゼン内容に対する共時的比較を用いた反論の実践
4. プレゼンテーション (10)ープレゼン内容に対する通時的比較を用いた反論の実践
5. プレゼンテーション (11)ープレゼン内容に対する先行研究を用いた反論の実践
6. プレゼンテーション (12)ープレゼン内容におけるデータの取り扱い方、データ解釈に対する反論の実践
7. プレゼンテーション (13)ープレゼン内容における視覚ツールの取り扱い方に対する反論の実践
8. プレゼンテーション (14)ープレゼン、ディスカッションに対する評価方法と改善案を出す方法
9. プレゼンテーション (15)ーディスカッションを単なる論破ではなく、論題の本質的理解に近づける方法
10. 映画製作・配給会社映像部門前責任者の講演内容に関する事前学習とインタビュー内容の準備
11. 映画製作・配給会社映像部門前責任者による異文化圏でヒットさせる戦略のレクチャーとディスカッション
12. 中国西安におけるイスラム文化の現地適合化について事前学習とインタビュー内容の準備
13. オンラインでの中国西安イスラム教徒集住地区見学とヒアリング調査
(状況によっては日程や内容の変更もあり得ます)
14. 授業のまとめ。表彰式(プレゼンテーション部門、ディベート部門)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
教員と相談しながら、テーマを選び、情報収集をし、プレゼンテーションを作り上げていくことになります。
教員のサポートがありますので、心配せずに受講してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| その他 | 100 | 自身のプレゼンテーションとその報告書、および他者のプレゼンに対しどのような質問やアドバスを出せたか、両者をそれぞれ40%の割合で、更にディベートでのパフォーマンスを20%の割合で勘案し評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
ディベート、プレゼン終了後、教員から個人的にフィードバックしますが、他の履修者からのフィードバックも制度的に設けます
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
PBL(課題解決型学習),反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式),ディスカッション、ディベート,グループワーク,プレゼンテーション,実習、オンラインでの海外研修
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
中国旅行会社部長職
映画製作・配給会社アミューズ 前映像部門責任者
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
西安のイスラム教徒集住地区の現地案内、及び多文化共生(イスラム文化の現地適合化等)の形態の紹介、
学生との質疑応答、ディスカッション
担当した国内外での映画製作事例、および海外作品の買い付け配給事例、およびプロモーション事例の紹介および、成功、失敗要因の自己分析
学生との質疑応答、ディスカッション
テキスト・参考文献等
授業時に紹介します
その他特記事項
中国語圏のコンテンツを扱うことが多いが、日本語で十分な説明を行うので、中国語履修は必要としない。
留学生も日本語でのプレゼンの仕方についてサポートを手厚く気行うので安心して受講されたい。
留学希望者も歓迎する
教員のアドレス
yakira@tamacc.chuo-u.ac.jp
〔募集人数〕
15名
〔募集方法〕
レポート(manaba「レポート」利用)
ソフトウェアの利用なし