シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
情報・通信理論 | 2024 | 前期 | 月3 | 理工学部 | 八木 秀樹 | ヤギ ヒデキ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-IG3-8C56
履修条件・関連科目等
「線形代数1、2」、「情報基礎数学」の履修が必要である。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
情報化社会の技術基盤である情報通信に関する基礎理論を体系的に講義する。前半は、情報に関する基本概念から、シャノンの情報理論の主要な結果を紹介し、後半は、現代情報理論において重要な誤り訂正符号を導入する。
講義の中の演習や課題を解くことにより、理論に対する理解を深める。
科目目的
シャノンの情報理論と誤り訂正符号の理論を通してデジタル情報に対する符号化の基本的な考え方を理解し,デジタル情報・通信システムにおける基盤技術について知る。
到達目標
情報量やエントロピー、相互情報量など基本概念と、情報源符号化及び通信路符号化の基本定理の理解。ハフマン符号化アルゴリズムの習得。誤り検出と訂正の原理と線形符号、巡回符号の原理と構成法の習得。
授業計画と内容
第1回 情報通信システムと符号化
第2回 確率の基礎と情報源
第3回 エントロピーの概念と性質
第4回 情報源符号化
第5回 ハフマン符号
第6回 情報源の拡大とシャノンの情報源符号化定理
第7回 相互情報量の概念と性質
第8回 シャノンの通信路符号化定理
第9回 符号の最小距離と誤り訂正の原理
第10回 線形符号とパリティ検査行列
第11回 線形符号の訂正能力
第12回 組織符号化
第13回 巡回符号
第14回 授業のまとめと達成度の到達確認
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各回講義後、講義Webサイトで公開される講義資料の演習問題に対する解答に基づき復習し、講義内容の理解と問題の解き方・考え方を確認し,次の講義の準備を進めること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 50 | 情報源符号化定理,通信路符号化定理,誤り訂正の原理について理解度を測る試験を実施する.正答率により評価する. |
レポート | 50 | 毎回の授業後に授業内容に関する演習課題を課す.正答率により評価する. |
成績評価の方法・基準(備考)
出席が全体の 3/2 に満たない場合は,期末試験の受験資格が得られないことに注意してください.
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manaba / respon における演習課題・授業内容のフィードバックの収集.
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:講義の際にプリントを配布する。
その他特記事項
参考URL
h.yagi@uec.ac.jp